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ウイルテックで働くひと
2024.04.16

社員インタビュー 外国人エンジニアと企業の架け橋に──ウォンツとニーズをつないでめざす誰もが幸せな未来

ウイルテックで働く外国人社員をご紹介します! Webサービス課マーケティングチームのHさん。 母国ミャンマーにあるウイルテックの現地法人から転籍し、現在は主任として外国人求職者と企業のマッチングサポートやマーケティングに携わっています。来日のきっかけやウイルテックとの出会いなどを振り返りながら、仕事への想いややりがいを話していただきました。

世界の才能を日本の最前線に。外国人エンジニアの日本就労を支援

海外事業部のWebサービス課のメンバーは12名。そのうち半数が海外出身です。
私の主な担当は、外国人エンジニアの日本で働きたいという想いや日本国内で転職したいという希望を実現する就労支援です。

海外事業部の就労支援には、大きく三つの役割があります。

まずは、就職や転職のマッチング支援です。
面談や面接から入社までの一連の流れをサポートしています。

次に、Webマーケティングです。
広告の制作やSNSでのネットワーク構築を行い、ブログや動画などのコンテンツも作成しています。

そして、最後にリアルマーケティングです。
セミナーやイベントの企画に携わり、ジョブフェアや企業説明会にも参加しています。

日本で働きたい外国人エンジニアに向けて、就職情報やイベント情報を提供する採用プラットフォーム「RISE for Career」を通じて、ウイルテックは、国内企業と外国人エンジニアをつなげることに成功しました。

『RISE for Career』に登録することで、就職や転職活動に必要な求人情報やセミナー情報を見つけることができます。セミナーでは、技術的な知識や見識を深めるだけでなく、就職や転職活動に役立つワークショップやインフルエンサーを招いたウェビナーなども開催しています。

また、ビザの申請など入国サポートが必要な場合は、ウイルテックグループの現地法人からサポートを受けることもできます。

かつての日本語教師が、外国人エンジニアの日本進出を支援するチームリーダーに

日本語教師の研修のため、初めて日本を訪れた時、トイレの状況やゴミの処理方法など、生活文化の違いに驚きました。さらに、日本語のスキルも克服しなければならない課題でした。日本で働くためには異文化理解と同じくらい『日本語のスキル』も重要だと感じたことを覚えています。

当時、母国ミャンマーで日本語学校の教師として働いており、日本語学校の経営指導をしていたのがウイルテックでした。その関係もあり、ウイルテックが提携している他の大学の学生たちにも日本語を教えることとなりました。
ウイルテックが提携しているその大学には、日本での就職を支援するプログラムがあり、日本語を教えることとエンジニアたちの渡日のサポートをメインで経験し、大きな手応えを感じることができました。

2018年にウイルテックのミャンマー法人が設立されたことを機に転職し、教育・管理セクションで経理や総務などのバックオフィスの仕事を経験しました。翌年にはウイルテックに転籍し、二度目の来日をしました。

入社後は海外事業部に配属され、日本に渡ったエンジニアたちのサポートを担当し、ウイルテックベトナムやウイルテックミャンマーの業務にも関わりました。その後も日本語スキルを磨くため一生懸命勉強し、日本語能力試験(JLPT)で最上位のN1を取得しました。さらに、外国人雇用管理主任者の資格も取得し、仕事の範囲を着実に広げてきました。

外国人雇用管理主任者の資格とは、外国人雇用のサポート業務ができる人材の育成を目的としており、日本で働く上で準備すべき書類について、相談を受けたりアドバイスできたりするようになりたいと考えて取得しました。

現在は、RISE for Careerユニットのリーダーとして、海外支店のKPI管理や企画立案、運営、メンバーへの指示などのマネジメント業務も担当しています。

グローバルな才能に期待。「RISE for」のこれまでとこれから

ウイルテックでは、「RISE for Business」と「RISE for Career」という2つのウェブサイトを連携させたマッチングサービスを提供しています。このプロジェクトは、日本の企業と外国人エンジニアをつなげるために、時間や手間などコストをかけずに実現できないかという思いから始まりました。

また、コロナ禍により物理的な移動が制限され、オンラインでのコミュニケーションが求められる状況となり、立ち上げの追い風となりました。外国人の視点から使いやすさを意識し、今までのキャリアを活かしやさしい日本語の表現やUIなどを徹底して追求しています。

また、『RISE for Career』では企業とのマッチングだけでなく、ウェビナーを開催し、日本で働くために必要な資格やスキル、日本で生活する上で知っておくと便利な知識などを海外在住のエンジニア向けに紹介しています。

立ち上げから2年でサイトへの登録者は2万5,000人を超え、SNSのフォロワー数も90万人を超えました。

マッチング成立後に企業の方から「『RISE for』には優秀なエンジニアがたくさん集まっていますね」という声を多くいただいており、確かな手ごたえを感じています。

そして、「RISE for」はアジア全域へ。グローバルな社会の実現に向けて

これからも外国人エンジニアの皆さんの、「日本での活躍の場を広げていきたい」と、考えています。

いままでは、ベトナムとミャンマーに焦点を当てていましたが、これからの目標は対象国を増やしていくことです。
『RISE for』を活用して、多くの国のエンジニアに向けてウェビナーを開催し、既に日本で活躍している外国人エンジニアの声を届けていきたいと考えています。

日本で働いていくには、文化や習慣の違いだけでなく、職場で使用するソフトウェアや言語環境などエンジニアに特有の不安要素もあります。エンジニアが日本で長期間活躍するためには、ハード面の環境だけでなく、研修制度やキャリアパスなど、ソフト面の環境も提案していきたいと考えています。

最後になりますが、海外の方々にお伝えたいことがあります。

海外と日本では、仕事の進め方がまったく違います。
日本で早く職場に馴染むためには、『RISE for』で提供している情報をしっかりチェックしてください。

また、日本で仕事をする上で日本語のスキルは非常に重要です。JLPTの認定を取得することも大切ですが、実際にコミュニケーションができるような練習も必要です。 母国での経験やスキルの伝え方を事前に確認しておくこともおすすめです。

すぐに来日できない場合でも、私たちからアドバイスできることもあります。

日本で働きたい、転職したいと考えている方はぜひ『RISE for Career』のサイトにアクセスしてください。