製造業・工場のお仕事
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2024.06.14

溶接工の年収は平均どのくらい?仕事内容や必要な資格を解説

溶接工の年収は平均どのくらい?仕事内容や必要な資格を解説

溶接工として働きたい、もしくは溶接工に転職したいと考えている方にとって、気になるのは平均年収がいくら程度なのかという点ではないでしょうか。溶接工の求人に応募する前に、年収や仕事内容、必要な資格などを把握しておきたいところです。当記事では、溶接工の年収は平均どのくらいなのかという点にくわえて、仕事内容や必要な資格や資格の種類などを解説します。溶接工に向いている人の特徴も紹介するので、自身が当てはまるかどうかぜひ確認してみてください。

溶接工とは?

溶接工とは、金属部材同士の「溶接」を行う技術者・職種のことです。溶接は金属部材の接合部を加熱、もしくは加圧によって溶かして接着する作業であり、業務には熱やガスを使用します。溶接工は、溶接関連の金属加工を必要とする現場で活躍できる仕事です。主な活躍場所としては自動車・造船・機械製造といった製造業や建設業の現場があります。

溶接工の主な仕事内容

溶接工の主な仕事内容は、金属部材同士の溶接を行うことです。しかし、溶接とひとくちに言っても、働く現場によって溶接する対象や使用する溶接方法は異なります。溶接方法は、主に下記の3種類です。

融接 金属の接合部を熱で溶かし、接合する。
圧接 金属の接合部を加熱した上で、圧力を加えて接合する。
ろう接 接合対象よりも低温で溶けるろう材・はんだを使用し、金属を接合する。

溶接工として働くためには、現場で必要な溶接方法・技術に対応できることが求められます。

溶接工の年収は平均どのくらい?

国税庁の調査によると、2022年における全国の給与所得者の平均年収は「458万円」です。また、ハローワークの求人統計データでは、2022年度の求人賃金(月額)の全国平均は「24.4万円」です。対して溶接工の平均年収は、求人ボックスの求人統計データによると「383万円」となっていました。溶接工の平均年収は、全国平均よりも低い傾向にあります。求人ボックスの求人統計データでは、溶接工の平均月給は「32万円」、初任給の相場は「20万円」です。

溶接工は初任給が低くなっているものの、勤務経験を積むことで月給が上がり、全国平均より高収入を目指せる可能性もあります。

出典:国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査結果について」

出典:jobtag「溶接工」

【エリア別】溶接工の平均年収

次に、溶接工の平均年収をエリア別で紹介します。下記の表は、求人ボックスの求人統計データをもとにした、各都道府県における溶接工の平均年収です。

都道府県 平均年収
北海道 360万円
青森県 322万円
岩手県 350万円
宮城県 374万円
秋田県 337万円
山形県 327万円
福島県 378万円
茨城県 382万円
栃木県 383万円
群馬県 350万円
埼玉県 399万円
千葉県 393万円
東京都 438万円
神奈川県 417万円
新潟県 328万円
富山県 349万円
石川県 350万円
福井県 368万円
山梨県 398万円
長野県 370万円
岐阜県 373万円
静岡県 355万円
愛知県 386万円
三重県 384万円
滋賀県 356万円
京都府 401万円
大阪府 394万円
兵庫県 390万円
奈良県 377万円
和歌山県 377万円
鳥取県 369万円
島根県 369万円
岡山県 364万円
広島県 362万円
山口県 351万円
徳島県 433万円
香川県 349万円
愛媛県 367万円
高知県 349万円
福岡県 384万円
佐賀県 378万円
長崎県 342万円
熊本県 426万円
大分県 399万円
宮崎県 426万円
鹿児島県 427万円
沖縄県 377万円

出典:求人ボックス「溶接の仕事の年収・時給・給料」

溶接工の平均年収が最も高いエリアは東京都の「438万円」であるものの、給与所得者の全国平均より20万円低い金額となっています。一方、平均年収が最も低いエリアは青森県の「322万円」です。全国平均の458万円と比較すると、「136万円」もの差があります。溶接工を目指す方は、エリアの違いによる平均年収の違いを把握して、求人を探すとよいでしょう。

【年齢別】溶接工の平均年収

溶接工の平均年収は、年齢によっても違いがあります。下記の表は、jobtagのデータをもとに作成した、年齢別での溶接工の平均年収です。

年齢 平均年収
~19歳 254.14万円
20~24歳 311.16万円
25~29歳 387.91万円
30~34歳 415.27万円
35~39歳 472.00万円
40~44歳 504.47万円
45~49歳 507.03万円
50~54歳 510.83万円
55~59歳 518.98万円
60~64歳 443.72万円
65~69歳 300.47万円
70歳~ 301.49万円

出典:jobtag「溶接工」

溶接工の平均年収は、働き始めと考えられる「~19歳」「20~24歳」が低くなっています。以降は年齢とともに右肩上がりで年収が高くなり、年収のピークは「55~59歳」です。60歳を超えると再び年収は下降し始めます。自分の年齢層ではどのくらいの年収額が平均になるかを把握すると、給与条件が適正な職場を選べるでしょう。

溶接工になるために資格は必要?どのような種類がある?

溶接工の入職自体には、特に学歴や資格は求められません。就業するルートとしては、工業系の高校を卒業後、新卒として入職するケースが多い傾向にあります。ただし、アーク溶接やガス溶接を行う場合は、法律で定められた講習を修了しなければなりません。ほかにも、ガス溶接の実務経験3年以上が求められる「ガス溶接作業主任者」といった資格もあります。

どの資格を取得すればよいか迷う場合は、比較的取得しやすい「アーク溶接作業者」を目指すことがおすすめです。

出典:一般社団法人 日本溶接協会「制度紹介」

以下では、溶接工の業務やキャリアアップ・転職に役立つ資格を7つ紹介します。

アーク溶接作業者

アーク溶接作業者は、アーク溶接などの業務にかかわる特別教育を修了した方が取得できる国家資格です。特別教育は学科11時間・実技10時間の講習となっていて、講習修了後に資格を取得できます。アーク放電による高熱で金属同士を接合する「アーク溶接」の作業者は、特別教育の受講が義務付けられています。アーク溶接を行う現場で働くにはアーク溶接作業者の資格が必須です。

ガス溶接技能者

ガス溶接技能者(ガス溶接作業者)は、ガス溶接技能講習を修了した方が取得できる国家資格です。ガス溶接技能講習は学科8時間・実技5時間の講習で、受講後に資格を取得できます。「ガス溶接」は、可燃ガスや酸素を使用したガスバーナーを扱う溶接業務であり、ガス溶接技能講習を修了しなければ従事できません。ガス溶接技能者を取得すれば、ガス溶接に携わる作業者として働けます。

アルミニウム溶接技能者

アルミニウム溶接技能者は、アルミニウムの溶接にかかわる専門的な知識・スキルの保有を証明できる民間資格です。基本級・専門級の2種類があり、学科試験と実技試験に合格すると資格を取得できます。なお、専門級を取得するには基本級の合格・取得が必要です。アルミニウム溶接ができる人材は自動車製造業界を中心に高い需要があり、アルミニウム溶接技能者を取得すると就職に役立ちます。

ボイラー溶接士

ボイラー溶接士は、ボイラー溶接士免許試験に合格することで取得できる国家資格です。普通ボイラー溶接士・特別ボイラー溶接士の2種類があり、学科試験と実技試験に合格すると資格を取得できます。特別ボイラー溶接士免許試験の受験には、普通ボイラー溶接士の資格取得が必要です。ボイラーの溶接は高度な技術が求められる作業です。ボイラー溶接士の資格者は、ボイラーを使用する発電所やボイラーの製造工場などで高い需要があります。

溶接管理技術者

溶接管理技術者は、溶接技術についての技術・知識と、施工や管理にかかわる職務能力の保有を認証する民間資格です。等級は2級・1級・特別級の3つに分かれていて、筆記試験・口述試験(研修会の修了証書交付者は免除)により評価が行われます。工場認定や官公庁から工事受注する際は、溶接管理技術者の常駐が必須条件です。規模の大きい溶接作業を行う現場などで、溶接管理技術者の資格者は求められています。

ガス溶接作業主任者

ガス溶接作業主任者は、ガス溶接の現場における責任者となるために必須の国家資格です。ガス溶接技能者(ガス溶接作業者)として3年以上の実務経験を積むと資格試験を受験でき、学科試験に合格することで資格を取得できます。アセチレン溶接装置もしくはガス集合溶接装置を使用して溶接を行う現場では、ガス溶接作業主任者の選任が義務付けられています。ガス溶接の現場で責任者として活躍するには、ガス溶接作業主任者の資格取得が欠かせません。

溶接作業指導者

溶接作業指導者は、溶接作業の指導・管理などにかかわるスキルを認証する民間資格です。日本溶接協会が開催する3日間の講習を受講した後に、学科試験に合格することで取得できます。なお、溶接管理技術者の資格者は、3日間の講習受講の一部が免除されます。溶接作業指導者を取得すれば、溶接を行う現場の指導・管理が行える作業者として活躍できるでしょう。

溶接工に向いている人の特徴とは?

溶接作業は体力が必要であり、ときには危険が伴うこともあるなど、人によって向き・不向きがある仕事です。最後に、溶接工に向いている人の特徴を3つ紹介します。溶接工の働き方に興味がある方は、自分に向いているかどうかを確認してみましょう。

体力に自信がある

溶接現場では基本的に立ちっぱなしでの作業や、かがんだ姿勢のまま作業を行います。鋼材を持ち上げたり、ハンマーで叩いたりといった作業もあるため、溶接工は体力に自信がある方に向いている仕事です。また、作業現場によっては暑さで汗の流れる環境や、反対に厳しい寒さの中で働くケースもあります。溶接工は体力だけでなく、健康にも自信がある方のほうが向いています。

ものづくりに興味がある

溶接は金属部材を接合して製品を組み立てる作業であり、溶接工の仕事はものづくりに興味がある方に向いています。「何かを作る作業に楽しさを感じる」「製品の生産工程に興味がある」という方は、溶接工の適性が高いと言えるでしょう。ベテラン溶接工の中には高い技術力や専門知識を持つ方が多く、仕事を通じて職人の技術を教えてもらえる機会もあります。「働きながらスキルアップや専門性を向上したい」という向上心のある方にも、溶接工の仕事はおすすめです。

慎重に作業を進められる

溶接の工程では熱・ガス・電気などを使用するため、不注意に作業すると大きな事故につながる可能性があります。溶接工として働く上で、慎重に作業を進められる性格は欠かせない資質です。ただし、熱した金属部材や溶加材は冷めないうちに作業を行う必要があるなど、溶接の仕事では素早く作業ができることも重要です。事故を起こさないよう慎重に、かつ素早く正確に仕事を進められる方は、溶接工に向いています。

まとめ

求人ボックスの求人統計データによると、溶接工の平均年収は383万円です。国税庁のデータでは、2022年における全国の給与所得者の平均年収は「458万円」のため、溶接工の平均年収は全国平均を下回る額と言えます。ただし、溶接工の平均年収は年齢とともに右肩上がりのため、実務経験や取得する資格によっては全国平均よりも高い収入を得られる可能性もあるでしょう。ウイルタスでは、溶接工をはじめ多種多様な製造業の求人を取り扱っています。未経験でも安心して働き始められるよう万全のフォロー体制を用意しているので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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