転職 How to
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2023.09.08

派遣社員と正社員はどちらがよい?違いとメリット・デメリットを紹介

転職する際、派遣社員にするか正社員を選ぶか迷うことがあるかもしれません。それぞれに特徴があり、どちらが向いているかは人により異なります。 本記事では派遣社員と正社員の違いを解説し、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。

派遣社員とは

派遣社員とは、派遣会社と雇用契約を結び、別の会社に派遣されて働く労働者のことです。業務の指示は派遣先の企業から受け、給与の支払いや福利厚生は派遣元で行われます。

給与形態は基本的に時給制で、ごくまれに月給制の場合もあります。派遣される職種の種類はさまざまですが、特に一般事務・データ入力など事務系の仕事や、軽作業・製造業といった仕事が多めです。

派遣先の企業にとって、派遣社員は即戦力となる人材を必要なときに必要な数だけ確保できる有効な手段といえるでしょう。

ウイルテックの従業員

正社員とは

正社員とは、雇用期間を定めずに雇用主と雇用契約を結んだ労働者のことです。フルタイムで働き、特別な規定がない限り定年まで雇用されるのが一般的です。

昇給・昇格できる可能性があり、他の雇用形態よりも福利厚生が手厚いなどの特徴があります。給与は月給制で、一般的に賞与や退職金も支給されます。

近年は国が多様な働き方を推進しており、正社員でも職務や勤務地を限定したり勤務時間を短くしたりするなど、従来とは異なる働き方を取り入れる企業が増えている状況です。

派遣社員と正社員の違い

派遣社員と正社員は、主に次のような違いがあります。

派遣社員正社員
雇用主派遣会社(派遣元)勤務先企業
雇用期間有期雇用無期雇用
採用までのハードル低め高め

それぞれ、具体的にみていきましょう。

雇用主

派遣社員の雇用形態は非正規雇用で、雇用主は派遣会社です。派遣会社と雇用契約を結び、派遣先企業で仕事の指示を受けながら働きます。また、社会保険や福利厚生の適用は、派遣先企業の元で行います。

一方、正社員の雇用形態は正規雇用で、雇用主は勤務先企業です。勤務先企業で仕事の指示を受けながら働きます。社会保険や福利厚生の適用も、勤務先企業で行われます。

雇用期間

派遣社員は有期契約、正社員は無期契約と、雇用期間が異なります。派遣社員は一般的に3ヶ月から半年などの期間を定めて働き、その後も勤務を継続する場合は、派遣先企業と派遣会社、派遣会社と派遣社員、それぞれの合意のもとに契約を更新します。

ただし、派遣社員が同じ企業で働ける期間の上限は原則として3年です。

例外的に、派遣社員から正社員になるなど雇用形態を変えることで、雇用を継続できる場合があります。

採用までのハードル

一般的に派遣社員の採用はハードルが低めで、正社員は高めと言われています。派遣社員は即戦力が求められることは多く、派遣先企業が求めるスキルがあるかが重視されます。そのため、紹介された仕事にスキルが合えばすぐに働くことが可能です。

一方、正社員は、会社が求める人材かどうかを入念にチェックされます。経験やスキルだけでなく、入社後に活躍できる人材か、社風に合うか、仕事への意欲はあるかなど、選考期間を設けて細かい部分がチェックの対象となるでしょう。

書類選考から複数の面接を経て、適性検査を行う場合もあります。派遣社員と比べると選考のプロセスは長めで、採用されるまでのハードルは高い傾向にあるでしょう。

ウイルテックの正社員

派遣社員から正社員になるのは難しい?

基本的に派遣社員は、最大3年間の勤務で派遣先企業との契約は終わります。しかし、派遣社員から正社員となって働くことは可能です。派遣社員から正社員になる場合、主に以下の方法があります。

・紹介予定派遣で働く

・現在の派遣先企業で正社員に登用される

・派遣会社で無期雇用派遣として登用される

紹介予定派遣とは、最長で6ヶ月勤務した後、派遣先の企業に直接雇用される制度です。 一定期間、派遣社員として働くことで仕事内容や職場を見極められ、採用のミスマッチという問題を抑制できます。

派遣先企業で正社員登用制度を設けていれば、それを利用して直接雇用される可能性もあるでしょう。

また、派遣先ではなく、派遣元と無期雇用派遣の雇用契約を結ぶこともできます。派遣先の仕事がないときは、派遣元で就業するという働き方です。安定した雇用を求める派遣社員にはメリットが大きいでしょう。

派遣社員のメリット・デメリット

派遣社員も正社員も、メリットもあればデメリットもあります。それぞれの内容を把握し、より自分に合う雇用形態を見つけましょう。

ここでは、派遣社員のメリット・デメリットを紹介します。

ウイルテックの従業員

派遣社員のメリット

派遣社員のメリットは、主に次の4つです。

自分のライフスタイルにあわせて働ける

派遣社員は勤務地や勤務日数、時間、仕事内容などを自分の都合で選びやすいのがメリットです。基本的に残業や急な休日出勤などがなく、自分のライフスタイルにあわせて働けます。プライベートの時間を充実させたい人や、育児・家事との両立をしたい人に向いています。

また、正社員の場合は副業を禁止している企業もありますが、一般的に派遣社員はそのような制限がありません。

異動や転勤がない

派遣社員は異動や転勤がないというメリットもあります。正社員の場合は異動や転勤が多い企業もあり、通達があれば、やむを得ない事情がない限り応じなければなりません。派遣社員であればこのような問題はなく、家庭があって居住地を変更できないという人に向いています。

ただし、派遣社員でも就業先の部署や仕事内容が変わる可能性はあります。その場合は双方の合意が必要で、一方的に変更されることはありません。

未経験からでも始められる仕事が多い

正社員への転職では経験やスキルが求められることもありますが、派遣社員の場合、職種によっては未経験で働ける職場も少なくありません。

さまざまな業種や職種の仕事があり、自分の希望で選べます。興味のあった仕事、スキルを高めたい仕事を自由に選び、経験を積むことで、より自分にあった仕事を見つけやすくなります。

派遣会社に相談できる

派遣社員は派遣会社に困りごとを相談できるというメリットがあります。

仕事上の悩みや不安は、現場の上司に相談できないという人もいるでしょう。評価に影響するのではないかと心配して相談できないことがあるかもしれません。

しかし、派遣会社は担当者が派遣先企業の悩みについて相談にのってくれるため、気になることをなんでも相談できます。

派遣元の担当者は契約が満了したあとも新しい派遣先を探し、サポートしてくれるため安心です。

派遣社員のデメリット

派遣社員には、デメリットな側面もあります。正社員と比較したデメリットは、次の3つです。

同じ職場で最大3年しか働けない

正社員は無期限雇用ですが、派遣社員は同じ職場では最大3年しか働けません。3年後も同じ職場・部署で働きたい場合は、正社員・契約社員など、雇用形態を切り替えて直接雇用される必要があります。

それ以外は、派遣先に新たな就業先を紹介してもらう、派遣会社で無期雇用の契約をするといった道を選択することになります。

社会的信用を得にくい

派遣社員は正社員に比べて雇用が安定していないため、社会的な信用を得にくい傾向にあります。

収入が安定していないとみなされ、ローンの審査に通りにくいこともあるでしょう。賃貸住宅を契約する際も、オーナーによっては審査に通らない可能性もあります。

家や車の購入を予定している場合、自由に賃貸物件を選びたい場合は正社員を目指した方がいいかもしれません。

スキルアップにつながりにくいことがある

派遣スタッフは、基本的に派遣先企業からの指揮命令に基づいて業務を行うため、業務の範囲が限定されてしまいがちです。責任ある仕事を任せてもらえない可能性があり、スキルアップの機会が少ない傾向にあります。

単純作業や簡単な仕事ではストレスを感じる場合はデメリットといえるでしょう、ただし、気楽に働きたい場合はメリットといえる側面もあります。

正社員のメリット・デメリット

正社員には、派遣社員とは異なるメリット・デメリットがあります。それぞれ、詳しくみていきましょう。

正社員のメリット

正社員のメリットは、次の3つです。

雇用が安定している

正社員は基本的に雇用契約を解除されることはなく、雇用が安定している点はメリットです。会社と正社員は無期雇用契約を締結しており、学歴・経歴の詐称や会社の倒産といった特段の理由がない限り解雇されることはありません。

所定時間の労働を行っていれば、毎月一定額の給与も保証され、賞与も支給されます。雇用が安定し、収入も確保されているため、安心して仕事に専念できるでしょう。

社会保険が充実している

正社員は社会保険や福利厚生が充実しているのもメリットです。社会保険は労働者と会社が保険料を折半するため、厚生年金保険の場合は保険料を抑えながら、年金として多くの見返りを得られます。

福利厚生は会社により内容は異なりますが、住宅手当や施設の割引など、非正規雇用と比較して正社員の方が手厚い傾向にあります。

社会的な信用が得られる

正社員は、対外的に社会的信用を得やすいのがメリットです。ローンやクレジットカードの審査も通りやすいでしょう。

これらローンなどの申し込みでは返済能力を確認するため、雇用形態や収入などが審査されます。審査基準は金融機関によってさまざまですが、正社員は雇用が安定しているため、審査に通りやすいとされています。

正社員のデメリット

正社員のデメリットは、主に次の3つです。

異動や転勤の可能性がある

正社員は異動や転勤、配属先変更の可能性がある点はデメリットです。特に大企業で支店が多い場合は必ずあるといってもよく、海外に転勤になることもあるでしょう。 就業規則に記載がある場合、会社から出された転勤や異動の辞令はやむを得ない事情がない限り拒否することはできません。

残業が多いことがある

正社員は他の雇用形態に比べて残業や休日出勤などが多い傾向にあります。プライベートより仕事を優先しなければならないこともあるでしょう。

近年はライフワークバランスを重視する会社も増えていますが、派遣社員と比較すると正社員の自由度は低めです。責任の重い業務を任されることが多いことからも、仕事に拘束されるのは仕方ないともいえるでしょう。

副業ができないことが多い

正社員の場合、会社が副業を禁止していることも多く、本業以外で収入を得ることは難しいでしょう。副業を認めている場合でも、本業に支障が出る副業はできません。事前に申請が必要になる場合もあります。本業以上に収入を得たい場合に制約される点がデメリットです。

ただし、厚生労働省が副業を推奨していることから、今後副業を認める会社は増えてくる可能性はあります。

あなたのライフスタイルや価値観に合わせよう

派遣社員と正社員のどちらを選ぶかは、ライフスタイルや価値観により異なります。

派遣社員に向いているのは、主に以下のような人です。

・さまざまな職種を経験したい人

・プライベートな時間を必ず確保したい人

・上からの指示を受け入れ、迅速に処理できる人

一方、正社員には以下のような人が向いています。

・キャリアアップして管理職を目指したい人

・安定した雇用・収入を確保したい人

・異動や転勤が問題ない人

それぞれにメリット・デメリットがあるため、特徴をよく理解して選ぶとよいでしょう。

まとめ

ウイルテックで働いている派遣社員

派遣社員と正社員は雇用形態や雇用主、雇用期間などさまざまな点で異なります。どちらにもメリット・デメリットがあるため、よく確認して選びましょう。近年は正社員の働き方も変わり、ライフワークバランスを重視する企業も増えています。自由度がないから正社員とし働くことができない、なんてことはありません。

自分がどのような働き方をしたいか、将来のキャリアプランをどう描いていくかを見極め、自分に向いている仕事を見つけましょう。

ウイルテックグーループでは、国家資格を有するキャリアコンサルタントが在籍しています。

キャリアコンサルタントは労働者の将来のキャリア形成のための助言をおこなう専門家です。 どうぞお気軽にご相談ください。