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2025.01.22

働いてないと入園できない?仕事探しと保育園入園を成功させるには

これから仕事探しをする未就学児子育て中ママやプレママ向けシリーズ第一弾。「就職先が決まる前から保育園に入園できるの?」「仕事が決まってないと保育園入れないって聞いたけど…」など就活と保活どちらを優先すべきか考えるための情報をご用意。また、保育園入園までの段取りについてご紹介します。

この記事の監修

ウイルタス編集部

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当メディアでは、求職者の方に役立つキャリア形成のノウハウから、現場で活かせるスキルや業界トレンドまで、幅広い情報をお届けしています。

仕事探し中だと保育園に入れないって本当?

結婚や出産で一度退職してしまったけど、そろそろまた仕事を始めようかなと考えたとき、0歳~小学校に入学する前のお子さんがいるママにとって最初の壁になるのが、保育園問題です。

「仕事してない人は保育園に入れない」「仕事が決まっていない状態で保育園に入れるのは大変」なんていう声がちまたではよく聞かれますが、果たして本当にそうなのでしょうか?

結論から言いますと、仕事探し中に保育園に入園させられないということはありません。

では、なぜ仕事探し中だと保育園に入れないと言われるのでしょうか?詳しく解説していきます。

求職中だと保育園に入れないと言われている理由

求職中だからと言って保育園に入園できないという訳ではありませんが、「来週から入園します!」といった感じで簡単に入園できるかと言われると難しいところがほとんどです。

保育園には自治体が管理管轄する認可園や、国の定めた基準には満たないが保育サービスを提供している無認可園(認可外保育施設)など種類があります。下の表のとおり、認可保育園が保育料も安く、国の定めた基準を満たした施設であることから、まずは認可保育園の入園を希望する家庭が多く、認可保育園に人気が集中します。

認可保育園無認可保育園
(認可外保育施設)
国の基準
入園手続き窓口各市町村区各保育園
保育料所得に応じて決定
2~5万円の世帯が多い
0~70,600円(大阪市の場合)
各園で決定
5~7万円が多い
25万円以上の園も。
自治体の保育料補助
保育要件証明書類必要不要
メリット保育料が安価
国の基準を満たしている
保育要件問わず
延長・夜間・休日保育が充実
デメリット待機児童問題
延長・休日保育の対応規定あり
延長・休日保育未実施の施設も
保育料が高め
施設が狭く園庭がないことも

園によって学年ごとの定員は様々ですが、1保育士当たりの園児数が年齢によって定められており、低年齢になるほどその受入可能数が少なくなることから、0歳や1歳の受入れ枠は多くない傾向にあります。

また、住んでいる地域の特性により、保育施設の数や待機児童数、子育て支援の充実度なども異なります。共働きで核家族世帯が多めの都市部に近くなればなるほど、保活激戦区になっていきます。そして認可保育園への入園可否の判断は自治体が担っており、定員に対し申込者が上回ることが想定される地域では、各家庭状況に応じた点数制(指数制)を取り入れているところも少なくありません。

参考:保育利用調整基準(令和7年度用)

保育利用調整基準でも分かるように「両親フルタイム共働き」「保育者が重度の疾病、または障がい」「災害」「フルタイム勤務のひとり親」などが高得点で、「内定者」や「求職中」は比較的低めの点数(指数)扱いになることがわかります。

これから就業予定もしくは求職中の家庭は、保育に必要な点数が低く見積もられてしまうため、優先順位が高い方と比べると、入園許諾までの難易度が高めの傾向にあるのです。

こういった様々な事情から、お住まいの地域によってはかなり前から計画的に準備を進めていないと、保活と就活の同時進行は大変だと言われているのです。

では、これから仕事を始めたい方でも確実に保育園に入れる手段はあるのでしょうか?

求職中でも入れる手段はある?

仕事探しと保活 赤ちゃんとママ

どうしても保活激戦区で専業主婦状態の今だと入園させるのが難しそう。そんな場合に備え、下記のテクニックについて知っておくと良いでしょう。

 ・一旦、無認可園(認可外保育施設)に入園させる
 ・途中入園のタイミングを考える
 ・競争率の低い0歳4月入園を狙う

一旦、無認可園(認可外保育施設)に入園させる

認可保育園の受入れ枠に収まるのはどうやら難しそうだとわかったら、無認可園に入園申し込みをするという方法があります。
無認可園は、国の定めた基準に満たないとはいえ、各園さまざまな特徴を生かした保育を展開しており、認可外だからといって粗悪であるということではありません。
認可園とは異なり、施設に直接申し込みが可能なため、空きがあればすんなり入園できる傾向にあります。気になる点を強いて挙げるのであれば、保育料が高めで、施設が小規模であることや園庭がないことが多いといった点でしょうか。これらも園によって異なるので一概には言えないでしょう。

無認可園に入園でき、そのままずっと継続利用するのももちろん良いですが、できれば費用の安い認可園に入園させたいといったご家庭も多いことかと思います。認可外保育施設やベビーシッターなどの利用実績があると、認可園申し込みのときの加点対象となることがあります。少しでも点数を稼ぐために、加点を狙って無認可園を利用するのも賢い手段でしょう。入園後に就職活動をするのであれば、最初からフルタイム勤務の仕事を見つけてしまえば、さらに高い点数を得ることができます。

途中入園のタイミングを考える

基本的に4月からが新年度のスタートとなりますが、4月入園申し込みで選考漏れしてしまった場合は、何らかの事情で定員割れした施設などから追加募集の出ることのある5月や、一般的に異動や転勤が増える時期の9~10月入園を狙うというのも、賢い選択と言えます。

競争率の低い0歳4月入園を狙う

何がなんでも早めに働き始めたい、確実に入園させたいのであれば、0歳4月入園のエントリーをオススメします。12か月未満だと、すでに就業している育休利用者が多く家庭保育が主流であることや、月齢によっては園の受入基準に満たない子もおり、利用希望者や待機児童の競争率が比較的低めです。
0歳4月入園を検討するのであれば、お子さんの誕生する時期にもよりますが、妊娠中から情報収集などの入園準備を進める必要があります。

保育園入園と就職活動、どっちが先?

では、これから保育園探しと就職活動を行おうと思ったら、どっちを先に進めたほうがいいのでしょうか?それぞれメリットとデメリットがあるので参考にしてみてください。

先に保育園入園できた場合

仕事探しと保活 保育園で過ごす子どもたち

先に保育園入園が出来ると、新しい環境にお子さんが馴染むまでのサポートがしやすく、親と子ともに心身負担が少なく新生活をスタートできます。その代わり、市町村区によって期限の取り決めは異なりますが、保育の実施開始日から就業開始まで2~3ヶ月程度の期限内に就業開始していないと退園となってしまいますので、入園後すみやかに職探しを進める必要があります。

メリット

・仕事探しに集中できる
・子どもが環境に慣れるまでサポートしやすい
・慣らし保育期間と被らず就業開始できる

デメリット

・市町村区ごとに就業開始期限が設けられているため、期限を過ぎて就労実績がないと退園扱いになってしまう
・通う保育園の送迎時間に合わせた求人を探さないといけない


保育園入園より前に就業先を確保する場合

仕事探しと保活 子どものお世話をしながら就活するママ

一方、先に就業開始してから保育園に入園させる場合は、認可園エントリーの点数が就業中になるため、優位になりますが、就活するための準備や選考の際のお子さんの預け先問題や、内定まで話が進まない恐れ、運良く内定が決まったとしても、就業開始までに子の預け先が決まっていないと、内定取り消しになってしまう恐れがあります。

メリット

・保育園入園時の点数就労中になるので上がる

デメリット

・子どもの世話をしながら選考を進めていくのは大変
・内定から就業開始まで、子の預け先が確保できないと内定取り消しになってしまうリスクがある
・保育園が決まっていないことから難航する可能性がある
・仕事をしながら保育園入園までの準備を進める必要があり、心身負担が大きい
・慣らし保育期間中の早退・欠勤など周囲の理解を得る必要がある
・入れた保育園の送迎時間によっては就業時間の変更や再転職も検討しなければならない

理想は先に保育園入園!だけれども…

仕事も保育園も、一日のほとんどを過ごす場所であり、無理なく長く続けられることが大前提だと思います。まずはお子さんの環境を整えてあげてから、ご自身の仕事探しに集中するほうが理想的と言えるでしょう。

しかしながら、保育園入園までのハードルは、地域によって差があるのも事実です。人口減少や少子化が顕著なところだと、定員割れの園がたくさんあるような地域もありますが、シビアな待機児童問題を抱えているようなところもあります。特に都市部ですと、認可園も無認可園も、順番待ちの状況があります。まずは点数に関わってくる仕事探しを最優先にして、保育園探しは情報収集をしておくくらいにするのも一つの手です。また、保育施設を併設している企業もありますので、そういった企業に絞って仕事探しを進めるのもオススメです。

一般的に、1歳4月は育休終了後の復職者からの応募が集中する時期のため、加点がないと入れにくいと言われます。それ以降は学年持ち上がりですが、年齢が上がると定員数が増えるのでその空き枠を狙うか、3歳以上なら幼稚園やこども園の延長保育制度などの利用も視野に入れるのもテクニックのひとつです。

いずれ仕事を始めることを考えているのであれば、前もってどれくらい時間がかかるか把握するためにも、いつごろには仕事をスタートしていたいのか、ある程度の時期を決めてから、逆算して行動に移すことが大切です。

保育園入園までの段取り

仕事探しと保活 保育所入所許諾通知

続いて、保育園入園を考え始めてから実際に保育園入園決定までの段取りをまとめました。

情報収集

・市区町村の役所窓口やサイトで情報収集する
・家庭の点数(指数)を確認する
・気になる保育園をリストアップする
・保育園見学の申し込みをする

市区町村の役所窓口やサイトで情報収集する

まずは情報収集が大切です。役所の窓口に行くと入園案内の冊子や必要書類をもらうことができます。市町村のホームページなどでも情報掲載されていますが、足を運んで、直接役所の担当者に聞いてみるとより分かりやすい情報を得られるでしょう。小さなお子さんを連れて役所に行くのは何かと大変なので、できれば妊娠中など、余裕をもって準備を進めることをオススメします。

家庭の点数(指数)を確認する

認可施設の申し込み定員がオーバーすると、市区町村管轄で選考が行われます。その際に、先ほどから何度も出てきた「点数(指数)」が関わってきます。役所で配布している入園案内やホームページに点数について載っていますので、それをもとにご家庭の点数を計算しておきましょう。役所によっては、ご自分で算出した点数を確認してくれることもあります。そういったときに、前年度入園者の点数を確認してみると、志望する園のピックアップに役立つかもしれません。

気になる保育園をリストアップする

ここまでで集めた情報をもとに、気になる保育園をリストアップしましょう。保育園の名称、所在地住所、電話番号のほかに、自宅や最寄り駅、勤務を検討しているエリアからの所要時間、見学予定日や定員数、前年度の入園者の点数などを一緒にまとめておくと便利です。ママがわかりやすいのが一番大事ですが、パパも送迎や行事など何かと活躍するシーンがあるので夫婦で協力して準備を進めていきましょう。

保育園見学の申し込みをする

認可園、無認可園にかかわらず、入園を希望する園は事前に見学をしましょう。いろいろな園を見学することで比較でき、入園したあとの生活をイメージしやすくなります。見学をするにはだいたいどこの園でも事前予約が必要です。電話で申し込みするか、ホームページで園見学について申し込み方法が記載されていることがありますので、確認してみてください。待機児童が多い地域や駅から近い園などは見学者も多いので早めの予約を心がけましょう。予約電話をする際には、午睡時間にあたる13時前後の連絡をオススメします。

見学

見学に足を運ぶ前に質問したいことをあらかじめ用意しておくとスムーズです。あとで比較しやすくするために、実際の園の様子や保育者の雰囲気など、気になったことなどをリストにまとめておきましょう。用意する持ち物やおむつのサブスクリプションの有無、活動内容、ICT活用の状況、食べ物のこだわりなど、各園それぞれ特色がありますので、見学でよく確認しておきましょう。

入園申し込み

市町村区によって異なりますが、認可保育園の新年度申し込みは前の年の10月~11月くらいのことが多いです。入園申請の書類作成までには希望園の優先順位を決めておきましょう。

入園許可通知

4月入園の場合、認可園の選考結果通知はだいたい1月~2月に届きます。ここで選考が漏れてしまった場合は、一定期間は待機児童として申し込み継続状態になります。認可外の施設に入園が決まっていれば、認可申し込みの取下げ申請を忘れずに行いましょう。
4月のタイミングで入園できなければ、5月頃に判明する定員割れした施設からの2次募集を待つか、その年度はあきらめて次期申し込みをするか、空きが出次第の申し込み継続をします。その場合、年度途中で空きが出ればラッキーくらいに考えておいたほうが良いでしょう。途中入園の場合は、入園希望の前月末に通知が届きます。

入園が決まってから

内定が決まったあとは、入園準備をすみやかに進めていきましょう。4月入園であれば、通知が届いてから2ヶ月ほどの猶予がありますが、途中入園の場合は準備期間が1週間前後といったことも。内定後の手続きの流れは、内定通知書と一緒に案内があるのでそちらの内容をよく確認しましょう。事前面談や説明会、検診の有無などは園によって異なりますが、おおまかな流れがこちらになります。

・内定先保育園に連絡する
・入園書類を受け取る
・入園前説明会や面談を受ける
・保育料の口座振替手続き
・持ち物の準備
・(0歳クラスの場合)ミルクの練習、はじめて食材のアレルギーチェックを進める

入園までに不明点があれば、説明会や面談、電話などで質問しましょう。忙しくないタイミングを見計らうなどの配慮は必要ですが、相手はプロですから、些細なことでも相談すると丁寧に答えてくれるものです。やり取りの中でお子さんの様子などを知ってもらい、これから毎日お世話をしてくれる保育士さんと連携しやすくなるような基盤づくりができるといいですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
保育園入園を優先するにしても、就活を優先するにしても、地域の情報を入手し、余裕をもって計画的に準備を進めることが成功のカギになります。地域の保育園事情、お子さんの特性、送迎の利便性など、家庭ごとに状況は異なりますから、パパとママで協力して、家族にとって一番良いカタチになるように準備できるのが理想ですね。
 
また、どのご家庭にとっても、お子さんが負担なく毎日元気に過ごせる状態であることが一番大切なのではないでしょうか。どういったアクションをとるにせよ、その子の特性や発達を見ながら、預け始める年齢や月齢について考えることが大前提となります。

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