半導体のはなし
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2024.07.05

半導体業界ってどんな仕事?「職種」や「魅力」について教えてほしい!

半導体の仕事色々なイラスト

半導体業界とは?仕事内容や魅力について簡単に解説しています。文系や理系、半導体に興味がある方など、ものづくりの面白さについてもぜひ触れてみてください。

はじめに

半導体業界は、一般的に文系や理系、そのほか高い精神力と忍耐力がある人が向いている!などと

言われています。

しかし半導体業界以外でもそうした人材は求められているため、実際にどのような仕事をしているのかイメージがつかみにくいものです。

そこで今回は、半導体業界とはどのような仕事をしているのか、職種や魅力についてもわかりやすく解説いたします。半導体業界に限らずものづくりの面白さにも触れることができるため、ぜひ参考にされてみてください。

半導体業界とは?

半導体業界とは、半導体の「開発や設計」「製造」「販売」などに携わる業界のことを指します。半導体は電気を制御することができるため、スマートフォンや自動車、社会インフラなど幅広く活用されている部品です。

しかし製品の需要が見込まれない場合や、景気の変動によっても左右されやすい業界でもあります。そのため「設計や開発」「営業」に関しては、常に顧客のニーズ把握や、最先端技術を用いた高いパフォーマンスを発揮できるかが問われるようになります。

また「製造」は、細かい作業が中心となることから集中力や責任感、「販売」は売るだけではなく顧客満足度向上のため「開発や設計」と同様、顧客のニーズ把握やアフターフォローが重要となります。

半導体業界で働く人々

半導体業界の職種

半導体業界の職種は、企業によって若干の異なりがありますが、主に「開発・設計」「評価・検証」「営業」「資材の調達」と4つに分類されています。

職種業務内容
開発・設計・進化に合わせた次世代製品の開発
・半導体製造装置の設計(製品材料や製造の工程、組み込みまでを考慮した設計)
評価・検証・半導体や半導体装置のハード評価、プロセス評価、検証(製品の不具合や不良品のチェック、顧客にニーズに合っているかを確認)
・フロー策定(製造工程による不具合発生時対策、見直し)
営業・半導体商社への営業や販売、アフターフォロー(販売後も顧客満足度向上に努める)
・顧客への提案(顧客ニーズの把握や提案力が必要)
資材の調達・製品に必要な資材を調達

半導体業界は、どの職種においても常に時代を見据えた最先端の技術やトレンドが求められることから、知識やスピード感、柔軟に対応していく力が必要です。そのため、大きなやりがいや手応えを感じやすい職種であると言えます。

半導体業界の魅力

半導体業界の魅力は、最先端技術を活かし人々の暮らしを支えることや、社会貢献に繋がっていることなどがあげられます。

たとえば、今後も需要が期待されているIoT(「Internet of Things」の略でモノのインターネットの意味)の通信技術を利用した家電製品や交通・防災・医療などの社会インフラ。また、人々が連絡ツールとして欠かせないスマートフォンなどは、時代とともに開発され商品化されたものです。

そのため実際に設計や開発、または製造など新商品として携わってきた人であれば、商品が店頭に並ぶたびに、人々の暮らしを支えている実感や社会貢献への達成感を得られることから、大きなやりがいにも繋がっていることでしょう。

やりがいを持って働く人のイメージ

まとめ

今回は、半導体業界とはどのような仕事をしているのか、職種や魅力についても解説いたしました。半導体業界は、常にトレンドを意識することや顧客のニーズ把握、柔軟性が求められる分、やりがいや手応え、

さらに働く上でも魅力を感じやすい業界です。

また、景気の変動によっても左右されやすい業界であるとはいえ、求人数も増加傾向にあることやさまざまな業界と比較しても、月収や年収も高く安定性のある業界であると言えます。 トレンドに敏感な方や、最新の技術開発に対する提案力などにチャレンジしてみたい方は、半導体業界やそのほかものづくりに関する職種など視野に入れてみるのも良いかもしれませんね。