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2024.07.09

ワーママがメンタル崩壊を防ぐための対策とは?疲労を感じる原因も

ワーママがメンタル崩壊を防ぐための対策とは?疲労を感じる原因も

当記事では、ワーママが疲れたと感じる3つの理由・ワーママが理解しておきたい「疲労の3段階」・ワーママのメンタル崩壊を防ぐための4つの対策方法を徹底解説しています。

女性の社会進出が進み、共働き世帯が増加している近年、育児休暇をはじめとした制度の充実や教育費の増加によってワーママ(ワーキングママ)も非常に増えています。

子育てしながら働くことで、生活にメリハリがつくほか家計の総収入の増加にもつながります。その一方で、「疲れた」「メンタルが崩壊しそう」と頭を抱える方も少なくありません。

そこで今回は、ワーママが疲れたと感じる理由からメンタル崩壊を防ぐための対処法まで徹底的に紹介します。心身ともに健やかに仕事と家事・育児の両立を目指したいという方は、ぜひ参考にしてください。

ワーママが疲れたと感じる理由

子どもが生まれても働き続けるという選択には、「子ども以外での社会の関わりをもてる」「家計の総収入を増やせる」「経済的自立を実現できる」というメリットがあります。しかし、「働きながら子育てをする生活に疲れた」「ストレスが溜まる」と考えるワーママが多いことも実情です。

そこでまずは、ワーママが疲れを感じやすい理由を具体的に紹介します。

家族が家事・育児に非協力的であるため

かつての日本では、「男性は仕事、女性は家庭」という考えにもとづき、母親は専業主婦として家事・育児に専念するのが一般的でした。

近年では女性の社会進出が進み、女性は仕事と家庭のいずれの役割も果たすようになりましたが、「家事・育児は女性の仕事」という考え方は現在でも根付いています。

こうした考えをもつ夫の場合、仕事と家事・育児を両立する大変さを理解してくれたり、家事・育児に協力してくれたりするケースは少ないでしょう。

同じ子どもを育てるパートナーであるはずの夫が家事・育児に非協力であることは、ワーママにとっての最大のストレスと言っても過言ではありません。特に、「手伝う」など主体性に欠けるような態度をとられたときに湧き出る怒りは、極めて自然な感情でしょう。

職場で肩身が狭いと感じているため

ワーママが疲れやストレスを感じやすいもう1つの大きな理由としては、職場で感じる肩身の狭さも挙げられます。

小さな子どもは獲得免疫が未熟で免疫力が低くなっています。朝は元気でも、昼になって突然高熱を出したりするのはよくあるケースでしょう。この場合、ワーママは勤務中に園から急な呼び出しを受け、早退せざるを得なくなってしまいます。

周りが仕事をしている中、自分の仕事を止めたりほかの社員に引き継いだりして早々に退勤することとなるため、迷惑をかけてしまった申し訳なさから肩身が狭くなります。

また、子育てに理解のない職場の場合は、こうしたイレギュラーな早退や欠勤が続くと陰で文句を言われたり退職を促されたりなどして、さらなるストレスの原因となるでしょう。

仕事内容・業務量が合っていないため

仕事内容・業務量が自分に合っていないことで感じるストレスも、日々の疲れの原因です。

ワーママの職場は人それぞれ異なり、仕事内容・業務量も大きく異なります。

しっかり働いて成果をあげたいにもかかわらず、代わりがきくような単純作業ばかり回ってくるという状況や、反対にルーティンワークをこなしたいにもかかわらず大きなプロジェクトの担当者として割り当てられるという状況は、いずれも「仕事内容・業務量が自分に合っていない」というストレスを感じる原因です。

特に、自宅に持ち帰ってまで仕事をこなさなければならないほど業務量が多い場合は、貴重なリフレッシュ時間を削ることとなり、心身ともに疲弊するおそれもあります。

ワーママが理解しておきたい「疲労の3段階」

仕事と家事・育児を両立するワーママにとって、疲れはつきものと思い込みがちです。しかし、日々の蓄積疲労を放置しているとやがてメンタルが崩壊し、さらなる不調をきたす可能性があります。

心身状態が悪化する前にも、現在の疲労の度合いを明確にして適切な対策を講じることが大切です。

疲労の度合いには3つの段階があります。

(1)疲労の第1段階

通常の疲労レベルです。モチベーションを維持でき、日々の仕事と家事・育児に集中して取り組めます。多少の疲れやショックな出来事が起きても、自然と回復できます。

(2)疲労の第2段階

疲労がやや溜まった、うつっぽい状態です。気持ちに余裕がなくなり、イライラしやすくなったり物事を楽しめなくなったりします。ショックな出来事が起きた場合の回復には、疲労の第1段階の2倍の時間がかかるとされています。

(3)疲労の第3段階

蓄積疲労がなかなか改善しない、うつ状態です。思考停止状態となり、仕事や家事・育児に対するやる気が失われます。自信の低下・自責感の増加によって「仕事をやめたい」という思いが発生することもあります。

ワーママのメンタル崩壊を防ぐための対策

家族の協力を得る

ワーママのメンタル崩壊を防ぐ最も重要なポイントが、家族の協力です。

これまで、責任感が強かったり「忙しい夫に協力をお願いするのは気が引ける」と考えたりして、夫やパートナーに家事・育児の分担を提案してこなかったワーママも多くいるでしょう。

しかし、1人で抱え込んだことによってメンタルが崩壊してしまえば、夫や子どもにまで大きな影響を与えてしまいます。疲労がピークに達する前に、家族に家事・育児の分担を提案しましょう。

家事や育児の夫婦間の分担については話題に上ることも増えてきていますが、全体として、まだまだワーママの負担が大きいのが現状です。夫と同じく働いているのであれば、同じ親として家事や育児には主体的に取り組み、改善できるところがあれば夫婦で話し合い、分担を見直しましょう。

まず、家事・育児の具体的なタスクをリストアップし、誰がどのタスクを担当するかを明確にします。これにより、お互いの役割がはっきりし、負担の分担がスムーズに行えます。週末に家族会議を設け、今週のタスクの進行状況や次週の予定を話し合うこともおすすめです。互いの予定や負担を共有し、必要な調整を行うことができます。

また、「時間があるときに手伝って」ではなく、「毎週火曜日と木曜日は食器洗いを担当してほしい」などと具体的なお願いをすることが重要です。具体的な依頼は協力を得やすいです。さらに、夫が得意な家事や好きな育児タスクを担当することで、自然と協力を得やすくなります。例えば、料理が得意な夫には夕食作りをお願いするなどです。

夫やパートナーがどうしても忙しくて協力しきれない場合は、実家や義実家に頼るのも一案です。

便利家電を活用する

ワーママのメンタル崩壊を防ぐためには、「楽できる部分は楽する」という考えをもつことも重要です。このような考え方にもとづく代表的なアイデアが、便利家電(時短家電)の活用です。

近年では、電気圧力鍋や乾燥機能付き洗濯機といったさまざまな便利家電が発売されています。電気圧力鍋なら、食材と調味料を投入して適切な圧力と時間を設定するだけで、自動で調理してくれます。

さらに、乾燥機能付き洗濯機は衣類を入れてボタンを押すだけで洗濯・乾燥まで行ってくれるため、干す時間を削減できるほか天候にも影響されません。便利家電にはそのほかにも、ロボット掃除機・食器洗い乾燥機・布団乾燥機などが挙げられます。

ユーザーの暮らしにおける負担軽減を考えて開発されたこれらの便利家電は、忙しいワーママの大きな味方と言えるでしょう。

自分の時間を確保する

日々の疲労を回復するためには、自分の時間を確保することも欠かせません。ひたすらぼーっとしたり、好きな映画やドラマを見たり、買い物やエステに行ったりなど、「ストレスを解消するために今自分が1番やりたいこと」を実現することで、より効率的にリフレッシュできます。

自分の時間をつくるための方法には、「休みの日に1日だけ家族に子どもを見てもらう」「家事代行サービスを利用する」など、意外と多くあります。また、日頃から夫やパートナーに家事・育児をサポートしてもらったり、便利家電に頼ったりすることで、自然と自分の時間が生まれる場合もあるでしょう。

働き方を変える

疲労やストレスが溜まる最大の原因が仕事にある場合は、正社員でいること・同じ職場で長く働き続けることにこだわらず、思い切って転職して働き方を変えてみるのも一案です。

近年では、子育て世帯に向けた社会制度や職場環境の整備が進んでおり、時短正社員・フレックスタイム制度・在宅ワークなどさまざまな働き方を実現できるようになっています。

ワーママに特におすすめなのが、通勤・出社の必要がない在宅ワークです。在宅ワークであれば、自宅で1人の時間を過ごしながら働けるほか、子どもの急な体調不良にもすぐに対応できます。また、ちょっとした休憩中に合間を縫って家事も進められるため、仕事が終わってからの自由時間の確保にもつながるでしょう。

まとめ

子育てをしながら働くという選択にはさまざまなメリットがあるものの、専業主婦に比べて自由時間が減るほか、夫やパートナーが協力してくれない・職場で肩身が狭い・業務量が多いといった悩みから、「疲れた」「ストレスが溜まる」と感じやすいことが実情です。

仕事や家事・育児に追われる日常生活でストレス解消できる手段がなければ、疲労が限界を迎えてメンタルが崩壊し、自分自身だけでなく家族にさらなる影響を与える可能性があります。そのため、できる限り早い段階で家族や便利家電に頼ったり、働き方を変えたりすることが大切です。

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