転職 How to
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2024.02.19

未経験でもエンジニアに転職できる理由とは?転職のメリットやおすすめの職種を紹介

エンジニアとして働いているウイルテックの従業員

未経験者を歓迎するエンジニアの求人は多く、転職することは可能です。IT業界ではエンジニアの人材が不足しており、入社後は研修など教育制度を整備している企業も少なくありません。 今回は、未経験でもエンジニアに転職できる理由や転職しやすい職種などを解説します。

未経験でもエンジニアに転職できる理由

「エンジニアの仕事を希望しているが、未経験では難しいのではないか」と迷っている方もいるのではないでしょうか。実は、未経験でもエンジニアに転職することはそれほど難しくありません。

ここでは、未経験でも転職できる理由を紹介します。

IT業界でエンジニアが不足している

現代は少子高齢化により労働人口が減少しており、人材不足に悩む企業が増えています。これはIT業界も例外ではありません。

特に2010年代の後半から2020年にかけ、産業界では大型のIT関連投資や情報セキュリティへのニーズが高まり、IT人材の不足が課題となりました。さらに技術の進化により、AIやIoTなどの新しい技術・サービスが登場し、今後ますますITの活用が増えると予想されています。IT業界はもとより、さまざまな業界でIT人材が求められている状況です。

経済産業省の調査によると、2030年にはIT人材の不足が約41万〜79万人にまで拡大すると予測されています。

IT人材の不足を解消するには、経験者だけでなく未経験者を採用し、社内で教育しながらIT人材として活躍してもらうことが必要とされているのです。

参考:経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」

研修制度を設ける企業が多い

IT関連の需要拡大と人材不足により、多くの企業がエンジニアの求人で未経験者を歓迎しています。

未経験者でもエンジニアの仕事に従事できるよう、研修制度を設ける企業も増えている状況です。そのため、エンジニアの仕事は未経験でも、入社後にスキルや知識を身につけ、経験を積むことができます。

営業や事務など、IT関連ではない職種からでも、エンジニアにチャレンジが可能です。

未経験からエンジニアになるメリット

今後もエンジニアの需要は高まると予想され、未経験からエンジニアになるメリットは高いといえます。エンジニアの年収は他の職種と比べて高めであり、リモートワークができるなどのメリットもあります。

ここでは、未経験からエンジニアになるメリットをみていきましょう。

エンジニアの需要が高い

先ほど紹介した経済産業省の調査にもあるように、今後、技術の進化に伴って先端的な技術・サービスが拡大することが予想され、IT人材の需要もますます高まります。

エンジニアの需要はさらに増え、職種の未来は明るいといえるでしょう。経験を積んでキャリアアップすれば、より高いポジションにつくことも可能です。その後の転職も有利に進めることができるでしょう。

スキルが身につきキャリアを積める

未経験で入社後、エンジニアとして高度なスキル・専門知識を身につけていけば、キャリアを積んでさらに活躍できます。

エンジニアの中でも特に不足すると予想されているのが、高いスキルを持つ人材です。経験を積んでエンジニアとして高い専門性やスキルを身につければ、市場価値も上がるでしょう。より幅広い活躍が期待でき、独立して高年収のフリーランスになることも可能です。

年収が高め

エンジニアの年収は、他の職種と比べて高めである点もメリットです。国税庁が毎年行っている民間給与統計調査では、1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均給与は461万円とされています。

一方、経済産業省の調査によると、エンジニア/プログラマーの平均年収は592.2万円です。プロジェクトマネージャーになると891.5万円になり、スキルのレベルが上がるほど年収も上がります。

参考:国税庁「1 平均給与」

参考:経済産業省「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」

リモートワークができる

エンジニアはパソコンひとつあればできる仕事で、場所を選ばず自由な働き方に馴染みやすいのがメリットです。他の業種に比べてリモートワークがしやすく、実際にエンジニアの仕事にはリモートワークを導入している企業も少なくありません。

フレックスタイム制など、自分が働く時間を選択して業務を行う働き方を採用している企業も増えています。

机の上にパソコン、キーボード、マウス、時計、ノート、ボールペンがおいてある画像

未経験でも転職しやすいエンジニアの職種

エンジニアの職種は多岐にわたり、未経験でも始めやすい職種を選ぶことが転職に成功するコツです。

ここでは、未経験でも転職しやすい職種を紹介します。

プログラマー

プログラマーとは、プログラミング言語を用いてシステムやソフトウェアを開発するエンジニアです。システムエンジニアが作成した仕様書をもとにプログラミングして、設計のミスやバグのチェックをしながらシステムが動くように開発します。

エンジニアの中でも基礎的な作業を担い、プログラミングを学べば作業ができるため、未経験でも比較的挑戦しやすい職種です。

システムエンジニア

システムエンジニアはシステム開発の上流工程を担い、企画から納品までを手がけるエンジニアです。クライアントの要望に沿ってシステムの仕様を決定し、設計を行います。

実際にシステムの構築を行うプログラミングはプログラマーが行いますが、企業によっては、システムエンジニアがプログラマーの仕事も兼ねるケースもあります。

未経験者でシステムエンジニアに採用される場合、まずはプログラミングの仕事から始める場合が一般的です。

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアとは、サーバーの設計・構築・管理を行い、適切に運用・保守する仕事です。サーバーはWebサーバーやメールサーバーなどさまざまな種類があり、使用目的やユーザー規模などに合わせて設計します。

設計・構築では、サーバー機器をラックに固定するラッキングという作業や配線作業などの物理作業があり、さらにサーバー機器にOSをインストール・設定することもシステムエンジニアの仕事です。

運用・保守では構築したサーバーの監視を行い、サーバーダウンやエラーなどの障害に対応します。

物理作業が伴うため、機械の作業に強い人に向いている職種といえるでしょう。

フロントエンドエンジニア

フロントエンジニアは、Webサイトの中でユーザーと直接データのやり取りを行う部分を開発するエンジニアです。具体的には、Webデザイナーが作ったデザインをWebサイト上に表示させる作業を行います。

Webアプリケーションのホーム画面やログイン画面など、ユーザーが直接利用する画面を担当します。技術力によってサービスの使いやすさや印象が左右されるため、重要な役割を担う職種です。

フロントエンジニアの扱うプログラミング言語はHTMLやCSS、JavaScriptなど、他の言語に比べて扱いやすく、未経験者でも挑戦しやすいといえるでしょう。

エンジニアとして働いているウイルテックの従業員

未経験でもエンジニアへの転職に向いている人

誰もが未経験でエンジニアに転職するのが適しているとは限りません。向上心や忍耐力がある人は、エンジニアへの転職に向いているといえるでしょう。

ここでは、エンジニアへの転職に適している人を紹介します。

向上心がある

エンジニアの仕事は覚える内容が多く、特に未経験の場合は、プログラミングコードやITに関する知識など基礎から覚える必要があります。そのため、勉強が苦手な人にはあまり向いていません。成長意欲や向上心があり、多くの知識を貪欲に学ぶ姿勢がある人が向いています。

IT技術の進化は速いため、日々新しい知識の習得が求められるでしょう。常に新しい情報収集に努め、吸収できる人がエンジニアの仕事に向いています。

転職に際しても、学ぶ姿勢はチェックされるでしょう。志望する職種に必要なプログラミング言語を学んだり、資格を取得したりしていることを選考でアピールすれば、仕事への熱意が伝わります。

忍耐力がある

エンジニアはプログラムを完成させるまでに1人で作業する場面が多く、うまくいかない部分は何度も修正するなど地味な作業を繰り返します。

わからないことは調べながら作業しなければならず、忍耐力が必要な仕事です。緻密な作業をコツコツと続けなければならないため、集中力も求められます。

集中力がなく、物事が長続きしない人にはあまり向いていないといえるでしょう。

未経験でエンジニアに転職する流れ

未経験でエンジニアに転職するには、自分に合う職種を選ぶなど、転職活動の前に準備が必要です。

ここでは、未経験でもエンジニアへの転職を成功させるための流れを解説します。

自分に合うエンジニアの種類を選ぶ

エンジニアは職種が多いため、まずは自分に合うもの、できそうなものを選ぶことが必要です。

IT業界では、プログラマーからスタートして経験を積み、上流工程を担当するシステムエンジニアにキャリアアップするコースが一般的です。未経験の場合はいきなりシステムエンジニアの求人を探すのではなく、まずはプログラマーなど未経験者でも取り組みやすい職種を選ぶとよいでしょう。

どのような職種があり、どれが自分に合うかわからないという場合は、エンジニア関連に強い求人サービスに相談するのもおすすめです。

独学で勉強する

未経験歓迎の求人も多いとはいえ、基礎的なことを勉強しておくことは大切です。プログラミングなどの基礎知識を身につけておけば、選考でも入社への意欲が伝わるでしょう。

プログラミングなど基礎的な知識は書籍やインターネットで勉強でき、スクールや通信講座で本格的に学ぶこともできます。ある程度の知識を身につけておくことでエンジニアのイメージをつかむことができ、入社後もスムーズに業務を進められるでしょう。

未経験歓迎の求人を探す

ある程度の知識をつけたら、転職サイトなどで未経験歓迎の求人を探しましょう。企業選びでは、どのような教育体制が整備されているかがチェックポイントです。自分に合った研修制度があるかどうかを確認しておきましょう。

エンジニアとしてのスキルを証明できるのが、ITパスポートなどの資格です。企業によっては資格取得を支援する制度や、資格取得者に手当を支給する制度を設けているところもあります。そのような制度があれば仕事をしながら資格を取得でき、収入アップを図れます。

また、エンジニアの仕事で気になるのが労働環境です。エンジニアは労働時間が長く、納期前は残業が続くというイメージを持つ人もいるのではないでしょうか。実際に過酷な労働環境の職場も存在します。

しかし、近年は働き方改革が推奨され、柔軟な働き方を採用している企業も増えています。リモートワークを導入するなど、ワークライフバランスを重視する職場も少なくありません。

未経験の求人を探す際は、このような働き方のチェックも必ず行いましょう。

パソコンにプログラムコードを打ち込んでいる

まとめ

未経験でもエンジニアへの転職は可能です。IT業界だけでなく多くの業界でIT人材が不足しており、今後も深刻化することが予想されています。

そのため、未経験を歓迎するエンジニアの求人は多く、未経験者を育成する教育制度を整えている企業も少なくありません。未経験でもエンジニアの仕事に就きたいと考えている方は、チャレンジしてみるとよいでしょう。

未経験でエンジニアへの転職に成功するには、エンジニアの転職に強い求人サービスを利用することが大切です。

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