半導体のはなし
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2023.08.02

半導体は自動車に30個以上!?なぜ必要なのか簡単に解説

半導体と自動車

半導体は、自動車にとってなくてはならない部品であり、その分半導体不足が近年話題となっていることは皆さんもご存じかと思います。そこで今回は、自動車をテーマに半導体がどの部分に使用されているのか、なぜ必要なのかなど簡単に解説していきます。

はじめに

半導体を自動車に使用することで、「走る」「曲がる」「止まる」この3つの基本動作ができるようになります。そのほか、自動車は走る半導体と呼ばれるほどたくさんの半導体によって成り立っています。

半導体がなければ自動車は作れない、というほど重要な部品です。しかし実際に、半導体はどの部分に使われているのだろう?と、疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、半導体のできる4つのことや自動車に使われている部分・必要性など、簡単に解説していきます。これから自動車の購入を検討されている方や、半導体ってどういうものなの?と疑問に感じている方はぜひ参考にご覧ください。

半導体ができる4つのこと

半導体は、自動車以外にも身近な家電製品や、電気を使って動くほとんどの製品に使われています。まずは、半導体ができる4つのことを一緒に見ていきましょう。

1. 電気を光に変換できる

2. 光を電気に変換できる

3. 一定の方向に電気を流すことができる

4. 電気のON/OFFの切り替えができる

上記の4つのことができる半導体は、銀行のATMやインターネットなどのインフラ、さらにはカプセル型の内視鏡といった医療機器に至るまで、私たちの生活全般を支えてくれています。

自動車と半導体

半導体は自動車に30個以上!?

半導体は、自動車によっても違いはあるものの、だいたい1台/30~100個もの半導体が使用されています。下記はほんの一例ではありますが、自動車のどの部分に使用されているのかご紹介します。

・エンジン ・エアコン ・変速制御 ・パワーウィンドウ ・エアバック ・カーナビ、オーディオシステム・ワイパー ・オートドアロック ・ABS(アンチロック、ブレーキシステム)・パワーステアリング ・オートライト ・社内用LAN(ネットワーク)など・・・。

もし半導体がなかったら多くの電子機器が組み込まれているエンジン一つにしても制御不能。エアコンは温度調節が不可、ハンドルを回す力をアシストするパワーステアリングにおいては、半導体がなければ重たいままハンドルを回すことになり大きな不可がかかってしまいます。

半導体は電気自動車(EV)にも必須

半導体は、近年生産台数が増えつつある電気自動車(EV)にとっても欠かせない部品です。通常のガソリン車にも車種によって30個以上と半導体が多く使用されていますが、内燃機関を持たず電気の力のみで走行するとなれば、より多くの半導体が必要になってきます。

たとえば電気自動車(EV)には、電力供給源であるバッテリーや動力を生み出すモーター、インバーターなどがあります。半導体を使用することによって、電気の流れを高速でon/offしアクセル操作に遅れをとらず加減速の実現が可能になります。

今後2030年代にガソリン車が廃止となるため、半導体の必要性もこれまで以上にますます高まってくることが予想されます。

自動車の中の半導体

まとめ

今回は、半導体のできる4つのことや自動車に使われている部分・必要性など簡単に解説いたしました。

半導体は、車種によって大きく違いはあるものの1台/30個以上。さらに電気自動車(EV)に関しては動力源となるモーターの制御など重要な部分に使用されており、自動車にとって半導体は必要不可欠な部品です。

自動車に限らずIOT(「Internet of Things」の略でモノのインターネットの意味)などの進化に伴い、これまで以上に半導体の需要の高まりや、半導体の活用の仕方にも注目が集まるでしょう。自動車やIOTに関心がある方は、この機会に半導体についても注目されてみるのも良いかもしれません。