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2024.11.06

期間工から正社員登用されるための条件|実績豊富なメーカー7選

「期間工から正社員登用されるための条件|実績豊富なメーカー7選」のイメージ画像‐期間工から正社員と用した男性が社員と握手している。

期間工から正社員登用を目指すことは可能ではあるものの、決して簡単ではありません。当記事では、期間工から正社員になるための条件から、正社員を目指しやすいメーカーの特徴、さらに正社員登用されるために普段から意識すべきことまで解説しています。

工場勤務の求人では、期間工の雇用形態で募集が行われることがあります。工場勤務や期間工の働き方に興味がある方は、「期間工から正社員登用はされるのか」も知りたいのではないでしょうか。

期間工から正社員登用を目指すことは簡単ではありません。実現するためには、どのような条件を満たせば正社員登用されるかを知ることが大切です。

本記事では期間工から正社員登用になるための条件や、正社員登用があるメーカーの特徴、正社員登用のメリットなどを解説します。

期間工から正社員になることは可能?

[期間工から正社員になることは可能?]
のイメージ画像‐期間工から正社員になった男性2名と女性3名がスーツを着用し並んでこちらを見ている様子

そもそも期間工とは、一定の期間を限定して雇用される契約社員のことです。期間社員・期間従業員とも呼ばれ、主に製造業の工場で募集が行われています。

期間工の契約期間は最長2年11か月と決められていて、契約終了後は基本的に離職することになります。しかし、期間工から正社員を目指すことは決して不可能ではありません。

期間工を募集するメーカーの中には、期間工の人数に対して1割程度の正社員登用枠を設けるなどして、積極的に正社員登用を行っているメーカーもあります。

正社員登用枠や登用実績があるメーカーで期間工として働けば、期間工から正社員になれる可能性があるでしょう。

期間工から正社員になるための主な条件5つ

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期間工から正社員になるための主な条件5つ」のイメージ画像‐作業着にネクタイ姿の20代の男性が右手にパイプレンチを持って笑顔でこちらを見ている。

期間工が正社員登用を目指すことは可能なものの、決してハードルが低いわけではありません。正社員には期間工のような契約期間の定めがないため、正社員になるにはメーカーに長く貢献できる人材であることを示す必要があります。 以下では、期間工から正社員になるための主な条件を5つ説明します。

(1)20~30代である

期間工から正社員になるのは、20~30代の方が多い傾向にあります。

20~30代の方は若く、定年までの年数に余裕がある年代です。メーカー側にとってはスキル・経験を積んで企業に多くの貢献をもたらすことが期待できるため、正社員登用の条件を満たしやすいでしょう。

ただし、必ずしも20~30代でなければ正社員に登用されないわけではありません。メーカーが求めるのは自社に貢献してくれる人材であり、中には40代の正社員登用実績があるメーカーも存在します。

(2)期間工としての在籍期間が「半年~1年以上」ある

2つ目の条件は、在籍期間が「半年~1年以上」あることです。

メーカー側にとって正社員登用も1つの採用活動であり、採用した人材がすぐに離職すると採用や教育にかけた費用が無駄になります。そのため、正社員登用にあたっては業務の適性や社風に馴染めるかのチェックが欠かせません。

期間工としての在籍期間が半年~1年以上あれば、メーカーは登用候補の人柄や働きぶりをチェックできます。期間工本人もメーカーや業務への理解を深められて、正社員登用後のキャリアパスを思い描けるでしょう。

(3)勤務評価が高い

期間工から正社員になるには、勤務評価が高いことが欠かせません。メーカーは勤務評価をもとに、自社に貢献してくれる人材かどうかを判断するためです。

勤務評価を高めれば正社員登用の可能性も高まるものの、勤務評価の付け方はメーカーによって違いがあります。雇用されている期間工側は勤務評価を確認できないため、確実に上げることは難しいと言えます。

そのため、正社員登用を目指すには、勤務評価を高められるような行動・働き方を心がける必要があるでしょう。

(4)上司からの社員登用の推薦を受ける

上司からの社員登用の推薦を受けることも、期間工が正社員になるために必要な条件です。

メーカーには多くの期間工が雇用されているため、人事担当は一人ひとりの勤務評価を入念にチェックすることはできません。期間工の管理は直属の上司が行っており、上司が推薦して初めて正社員登用への道が開けるという仕組みになっています。

上司からの推薦を受けるには、勤務評価はもちろん、勤務態度や職場内の人間関係が良好であることが求められます。

(5)正社員登用試験に合格する

期間工が正社員に登用されるためには、正社員登用試験に合格する必要があります。正社員登用試験がどのような形式で行われるかは、メーカーごとに異なることが特徴です。

例として、ある自動車メーカーでは正社員登用試験が筆記試験・面接の2段階で行われます。筆記試験に合格すると準社員として3か月勤務し、その後に面接を受けて合格すれば晴れて正社員になれます。

期間工から正社員になりやすいメーカーの特徴3つ

「期間工から正社員になりやすいメーカーの特徴3つ」のイメージ画像‐粘土で造られたメーカーの工場の周りを10体の年度で造られた社員の人形が囲んでいる。

正社員登用制度は積極的な導入が義務化されているものの、正社員へのなりやすさはメーカーによって異なります。

期間工から正社員を目指したい方は、メーカーの状況や過去の登用実績をチェックすることが大切です。

期間工から正社員になりやすいメーカーの特徴を3つ紹介します。

求人票に「正社員登用制度あり」と明記されている

正社員登用制度を整備・運用しているメーカーは、期間工募集の求人票に「正社員登用制度あり」と明記しています。求人票への明記があれば、正社員登用制度を実際に運用していると考えられます。

また、制度による正社員登用の人数やパーセンテージが示されているかも要チェックです。正社員登用を積極的に行っているメーカーは、制度の運用実績を明示してアピールポイントとしています。

求人票に正社員登用関連の情報がしっかりと記載されていれば、期間工から正社員になりやすいメーカーと言えるでしょう。

過去の正社員登用実績が豊富である

期間工から正社員になりやすいメーカーには、過去の正社員登用実績が豊富にあります。正社員登用実績が多いかどうかで、正社員へのなりやすさを判断することが可能です。

メーカーの正社員登用実績は、メーカーの公式サイト・採用サイトや求人票で確認できます。正社員登用された人材の体験談も掲載されている場合は、体験談を読んで選考フローや登用後の流れなどをチェックすることもおすすめです。

生産需要が高く人手不足状態が続いている

多くのメーカーは人手不足の解消を目的として正社員登用を行うため、人手不足のメーカーを選ぶと正社員になれる可能性が高まります。

特に生産需要が高く、人手不足状態が続いているメーカーであれば、期間工から正社員になりやすいと言えるでしょう。

人手不足状態が続いている工場には、「残業が多い」「人材定着の努力をしている」などの特徴があります。メーカーの業績から生産需要の高さを調べるとともに、工場の勤務形態・待遇も調べることが大切です。

期間工から正社員に登用されるメリット

「期間工から正社員に登用されるメリット」のイメージ画像‐白いジグソーパズルの1ピースが抜き取られ水色の背景に黒字でMeritと書かれおり、それを虫メガネで見ている画像。

正社員として登用されることには、期間工の働き方と比べて下記のようなメリットがあります。

●契約期間の制限がなくなり、安定した働き方ができる

正社員になると契約期間の制限がない無期雇用となり、期間工の頃のように期間満了による契約解除がなくなります。基本的に定年までメーカーで働けるようになり、安定した働き方ができる点がメリットです。

●正社員ならではの手当を受けられる

メーカーが用意している寮・社宅など一部の手当は期間工も利用できるものの、正社員になるとより多くの手当を受けられます。役職に応じた「役職手当」や家族を養っている場合に受けられる「家族手当」、特定資格の取得による「資格手当」などが、正社員で受けられる手当の一例です。

●昇給や昇進がある

正社員になると定期的な昇給があり、勤続年数などの条件を満たせば昇進の機会もあります。期間工は高収入の働き方であるものの、正社員になると昇給や昇進によってさらに高収入を目指せる点が魅力です。

●自分の能力を発揮する機会が得られる

期間工は上司の指示に従って作業を行う働き方であり、優秀な人材であっても自分の能力を十分に発揮することはできません。

正社員になると自身の裁量で動くことがある程度認められるため、自分の能力を発揮する機会が得られます。「現在の業務を効率化できるよう改善したい」などの提案ができるようになり、仕事へのやりがいを強く持てます。

期間工の正社員登用実績が豊富なメーカー7選

「期間工の正社員登用実績が豊富なメーカー7選」のイメージ画像‐スーツ姿の男性2人がガッツポーズをしてこちらを見ている

期間工から正社員を目指すには、正社員登用実績が豊富なメーカーの情報を調べておくとよいでしょう。

正社員登用実績が豊富なメーカー7社の情報を簡単に紹介します。

【自動車部品メーカー】

(1)大手部品メーカーのD社

D社は自動車部品をはじめ、さまざまな製品の部品製造を行っている大手部品メーカーです。製造業の未経験者や女性の方も期間工として安心して働ける環境で、期間工の定着率は高い水準になっています。
 
D社で働く期間工は、在籍6か月を超えると正社員登用試験を受けられます。正社員登用実績は5年間で1,100名以上であり、期間工から正社員になれる可能性は十分にあると言えるでしょう。

(2)自動車部品などを製造するA社

A社は自動車部品や発電機器製品などを製造するメーカーです。期間工は自動車部品の生産ラインで募集されていて、未経験者や女性も多く働いています。
 
A社で働く期間工は、6か月以上勤務と規定の出勤率を満たすことで正社員登用試験の受験資格を取得できます。2024年度の正社員登用試験は年2回実施となっており、より登用のチャンスが広がっている点が魅力です。

【自動車メーカー】

(1)期間工の福利厚生が充実しているN社

大手自動車メーカーのN社は、東北から関東までの勤務地で期間工を募集しています。独身寮の他に社員食堂・旅費支給・通勤費支給や、資格取得サポートなどの福利厚生・待遇が充実していることが特徴です。
 
N社では2016年~2023年にかけて、1,100名以上の期間工が正社員登用された実績があります。正社員登用に向けたサポートも行われており、期間工から正社員になりやすい職場と言えます。

(2)入社後の研修やOJTで仕事を覚えられるT社

T社は大手自動車メーカーの1つで、期間工の募集が多い企業として知られています。入社後は受入研修で期間工に必要な知識を覚えたり、OJTで先輩がサポートしてくれたりするため、期間工として働きやすいメーカーです。
 
T社では、期間工として入社後1年が経つと正社員登用試験を受験できます。正社員登用実績は2019年~2023年の5年間で900名以上となっていて、毎年多くの方が正社員として登用されています。

(3)期間工から生産技能系の正社員になれるM社

M社は山陽地方に生産工場を構える自動車メーカーで、期間工募集がよく行われています。正社員登用の定員はなく、選考基準に合格すれば登用されることが特徴です。
 
M社が実施する正社員登用試験は、期間工として6か月以上勤務すれば年齢・資格に制限なく受験することが可能です。正社員登用実績は2022年度が60%以上、2023年度は70%以上と高く、積極的な正社員登用が行われています。

(4)慰労金や各種手当が充実しているS社

S社は関東地方に生産工場がある自動車メーカーであり、自動車の国内生産比率が高いメーカーとして知られています。期間工の待遇は経験者手当・赴任手当・慰労金などが充実していて、お金をしっかり稼げることが魅力です。
 
S社では、2010年度から2024年5月までの累計で2,400名以上の正社員登用実績があります。正社員登用試験は年2回行われていて、正社員登用を推進しているメーカーです。

【建設機械メーカー】

(1)仕事に役立つ資格取得の支援が手厚いH社

H社は国内大手の建設機械メーカーであり、建設機械や鉱山機械の製造ラインで働く期間工を募集しています。玉掛け・クレーンなどの仕事に必要な資格について取得支援が行われていて、キャリアアップがしやすい環境です。
T社では正社員登用試験が年2回実施されていて、積極的な正社員登用が行われています。正社員登用実績は2019年度が80名以上、2020年度は50名以上です。

期間工から正社員登用されるために普段から意識しておくべきこと

「期間工から正社員登用されるために普段から意識しておくべきこと」のイメージ画像‐正社員登用を希望する期間工として勤務している男性が腕を組み、こちらを見つめている。

期間工から正社員登用されるためには、上司から推薦をもらえるように仕事への熱意を持ち、勤務態度も意識しておくことが大切です。

主に下記のポイントを普段から意識しておきましょう。

●   仕事に真面目に取り組み、ミスを減らす
●   勤務シフトを乱さないよう、遅刻や無断欠勤をしない
●   残業を依頼されたときは協力する
●  上司や同僚とコミュニケーションを取り、人間関係を良好に保つ

4つのポイントを意識して働くことで、「企業にとって役立つ人材」として上司に評価されるようになり、正社員登用の推薦をもらいやすくなります。

特に仕事をきちんとこなすだけでなく、職場内でのコミュニケーションも取ることを忘れないようにしましょう。正社員として登用された場合は多くの人と関わるため、「コミュニケーション面でも問題がない人材」であると印象づけることが大切です。

期間工にご興味のある方はこちらのコラムもご参考ください!

まとめ

多くのメーカーが期間工向けの正社員登用制度を整備していて、期間工から正社員になることは可能です。

期間工が正社員を目指すには、紹介した5つの条件を押さえて、正社員になりやすいメーカーで働くとよいでしょう。正社員登用制度があり、登用実績も豊富なメーカーで働けば、期間工から正社員になれる可能性を高められます。

正社員登用実績は求人票やホームページなどに掲載されています。まずはメーカーの情報をしっかりと確認した上で、正社員登用実績がある期間工の求人に応募しましょう。

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