江戸時代の目玉技術を見てみよう。
まずは「動力を活かす技(術)」
からくり人形と万年時計だ。
これは江戸時代の『メカ』と呼ぶに相応しい代物である。しかも芸術性も高い一級品であった。
からくり人形はゼンマイ仕掛けだが、愛嬌のある動作やたまに失敗して見せるユーモアも盛り込まれた「動くおもちゃ」だ。
一方の万年時計は東洋と西洋の暦や時計、天球儀などを詰め込んだ素晴らしいからくり時計で、一度ゼンマイを巻くと長期間正確に動く。
その両方を作ったのが(田中久重)
電信機、電話機も手掛けた人物。著名な電機メーカーの祖でもある。
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