面接の流れ!|会場入り~退室までを細かく解説!
面接では、自分の力を十分に発揮できるよう、マナーや面接の流れを把握しておくことが重要です。これから面接を受けられる方に向け、面接会場入りから退室まで詳しく解説しています。ノックの回数や万が一遅刻した場合の対処法なども知っておくと安心です。
目次
はじめに
面接では、面接官が応募者に対し履歴書などでは把握できない「人柄」「企業とのマッチ度」「志望意欲」などを直接の面談によって知る、または応募者が企業側に知ってもらう場でもあります。
これから実際に初めて面接を受ける人、また転職のため改めて受ける人もいるでしょう。緊張や準備不足を取り除く意味でも、万全な対策をとっておきたいものです。 そこで今回は、面接の一般的な流れとして面接会場入り~退室まで、また併せて注意すべきマナー3つについても詳しく解説していきます。面接当日までに流れをしっかり把握し、当日慌てることがないよう確認しておくとよいでしょう。
面接の流れ!|面接会場入り~入室
1)面接会場入り
面接会場への到着は、余裕をもって約束の時間より10分~15分前までには到着するようにしましょう。たとえばオフィスビルの場合、10分前までは建物のエントランスで待機し、10分を切った時点で会社内へ向かうイメージです。余裕をもって建物に入ることで、トイレで身だしなみの最終チェックやスマートフォンの電源がオフになっているかなど確認することができます。万が一遅れる場合は、速やかに「遅刻理由」「到着予定時間」を電話にて伝えるようにしましょう。
2)受付
面接の約束の時間、10分を切ったことを時計で確認し会社内へ移動します。人によっては、受付に向かうタイミングに迷うこともあるでしょう。しかしいざ受付に到着してみると、込み合っている場合や無人受付に戸惑うケースなど考えられます。遅刻をしないためにも、10分を切ったタイミングで受付場所へは向うようにしてください。
3)待機室
面接の受付を済ませ待機室で待つ際は、面接室へ案内されるまで静かに待ちましょう。また、会場入りから面接はすでに始まっているという気持ちで、常に見られていることを意識することが重要です。手持ち無沙汰から、スマートフォンや書類を確認したりすることがないよう注意してください。
4)面接室入室
面接の案内係から面接室へ誘導された際は、カバンを持ち慌てずゆっくり立ち上がり面接室へと向かいます。
- ドアの前に到着した際、ドアを3回ノック(ドアが空いている場合も同じく3回ノック)
- 「どうぞ」など面接官からの入室の合図後に、「失礼いたします」と返事をして入室、ドアを閉める際も静かにゆっくり閉めましょう。この時、後ろ手でドアを閉めることがないよう注意してください。
- 入室後、面接官へ一礼「本日はよろしくお願いいたします。(よろしくお願いします。)」と挨拶をします。お辞儀は、男性は体の側面にまっすぐ手を合わせ、女性は左手を右手の上に重ねるときちんとした印象を与えることができます。
- 入室しドアを閉めた後、用意されている椅子の方へ進み、一度椅子の横に立ち改めて挨拶をします。「本日は、お忙しい中お時間をいただきありがとうございます。〇〇と申します。よろしくお願いいたします。」と面接官の目を見て挨拶をします。「お座りください」など勧められたあと、着席します。カバンは椅子の横に置き、倒れないよう自立するタイプのものを選ぶと良いでしょう。
面接の流れ!|面接開始~退室まで
1)面接開始
ここからは下記の流れに沿い、面接がスタートします。ただし、企業によって質問内容に違いがある、または選考状況によっても異なる場合がありますが、一般的にはだいたい以下の流れで進み、面接時間は約30分~1時間となります。
- 自己紹介
- 職務経歴(現在の仕事内容)
- 志望動機
- 転職理由
- 条件等の確認
- 質疑応答
上記の回答内容のほか、企業研究をしておくことも選考を突破する重要なポイントになります。たとえば、企業がどのような人材を求めているのか、また説得力のある志望動機を伝えるうえで企業への熱意も伝えることができます。
2)退室
面接を終えた後は、退室となります。
- 椅子から立ち上がり、「本日は、ありがとうございました(本日は、お時間をいただきありがとうございました)」と挨拶し一礼。カバンやそのほかの荷物など忘れ物がないよう気を付けましょう。
- 最後にドアの前でもう一度「失礼いたします」と面接官へ挨拶し、一礼します。ドアを閉める際は、面接官の方へ向き直し音をたてないようゆっくり閉めてください。
面接の流れ!|3つの注意すべきマナー
注意点1:遅刻はNG!
面接では、一番NGとされているのが遅刻です。しかし、あまり早く到着してしまっても企業側が準備している可能性もあるため、建物への到着予定を10~15分前程度に設定し、余裕をもって行動するよう心がけましょう。早めに到着した場合は少し離れた建物内に待機しておくか、一度、事前に下見をするだけでも設定時間を把握することができ安心です。
注意点:2清潔な身だしなみ!
第一印象は、目から入る情報で相手への印象が50%以上も決まると言われています。そのため、限られた面接時間では、身だしなみが重要な選考基準となることも理解しておきましょう。また身だしなみは、社会人として必要となる相手への配慮にも繋がります。「服装(スーツ)」「頭髪」「靴や足元」「手の爪」など先端部分まで配慮し、面接に行く際は鏡や家族などにチェックしてもらうのも良いでしょう。
注意点:3「結論」から話す!
面接での話し方のポイントは、「結論」から話すことが大切です。結論を伝え、次にその理由を伝えることで聞き手に負担をかけることなく、スムーズな会話が成り立ちます。しかし、「緊張してうまく話せなかったらどうしよう・・・。」と不安に感じてしまうこともあるでしょう。その不安を解消するためには、面接を想定とした練習を重ねることで、言葉が自然と出てくるようになり当日の自信に繋がります。
まとめ
今回は、面接の流れとして面接会場入り~退室までを詳しく解説いたしました。基本的な流れを知っておくことで、当日慌てずに乗り越えることができるようになります。
本記事でもお伝えしたように、やはりいざ面接が近づいてくると不安な気持ちが襲ってくるものです。しかし、
当日緊張することは悪いことではなく、むしろ真剣に向き合っているからこそ自然と起きる現象でもあります。
面接当日までは少しでも不安を取り除くことができるよう、今一度、面接の流れを再確認してみてください準備を万全にしておくことで、自信を持って面接に臨むことができるようになるでしょう。