工場用語辞典

コンピュータ 【よみ】 こんぴゅーたー 【英語】 computer

現在ではあらゆる産業にコンピュータは使用されており、工場や製造現場などでの作業を自動化するロボットやNC工作機械なども、コンピュータが内蔵された組み込みシステムである。

コンピュータとは:情報処理を自動で行う万能機械

コンピュータは、プログラムと呼ばれる一連の命令に従って、入力されたデータに対して演算・処理を行い、その結果を出力する電子機器です。その汎用性の高さから、現代社会のあらゆる分野で活用されており、私たちの生活に欠かせない存在となっています。

コンピュータの基本的な構成要素

コンピュータは、主に以下の五つの基本的な構成要素から成り立っています。

  1. 入力装置(Input Device): キーボードやマウス、スキャナー、カメラなど、人間がコンピュータにデータや命令を入力するための装置です。
  2. 出力装置(Output Device): ディスプレイやプリンター、スピーカーなど、コンピュータが処理した結果を人間が理解できる形式で出力するための装置です。
  3. 記憶装置(Storage Device): ハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)、USBメモリなど、プログラムやデータを一時的または永続的に保存するための装置です。
  4. 演算装置(Arithmetic Logic Unit: ALU): 四則演算や論理演算など、データの計算や比較を行う中心的な装置です。
  5. 制御装置(Control Unit: CU): プログラムの命令を解読し、コンピュータ全体の各装置に適切な指示を送る、いわばコンピュータの司令塔となる装置です。

演算装置と制御装置は、まとめて**中央処理装置(Central Processing Unit: CPU)**と呼ばれ、コンピュータの性能を大きく左右する重要な部分です。

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コンピュータの動作原理と応用分野

コンピュータは、プログラムに記述された命令を順番に実行することで動作します。入力装置からデータや命令が入力されると、記憶装置に一時的に保存され、制御装置の指示に従って演算装置で処理されます。処理された結果は、再び記憶装置に保存されたり、出力装置を通じて人間へと伝えられます。

コンピュータはその高い処理能力と記憶容量、そしてプログラムによって様々な処理を自動化できる汎用性から、ビジネス、科学技術、医療、教育、エンターテイメントなど、極めて広範な分野で応用されています。文書作成や表計算といった日常的な作業から、複雑な科学技術計算、人工知能による高度な情報処理、インターネットを通じた情報交換まで、その応用範囲は日々拡大し続けています。現代社会において、コンピュータは情報社会を支える基盤技術として、ますますその重要性を高めています。

ちなみに

コンピューター】

の呼び方も間違いではないが日本工業規格(JIS)では【コンピュータ】と表記されている。

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