工場用語辞典

単価 【よみ】 たんか 【英語】 unit price

 「商品やサービス1単位あたりの価格」のことを指します。たとえば、1個あたり、1キログラムあたり、1メートルあたり、1時間あたりなど、販売や契約における「基本の単位」に対して設定される金額です。

この単価は、ビジネスや購買活動において非常に重要な要素です。単価を基準にして、数量に応じた合計金額(総額)が計算されます。たとえば、商品を10個買えば「単価 × 10個」が総額となります。

単価は、売上・利益の計算や価格設定の根拠にもなります。また、コスト削減や価格交渉を行う際にも、単価を見直すことが多くあります。

単価の使われ方と例

単価はさまざまな業種・場面で使用されます。以下に具体例をいくつか挙げます。

1. 商品の販売における単価

スーパーマーケットで販売されている商品には、必ずと言っていいほど単価が表示されています。たとえば、リンゴが1個100円で売られていれば、この「100円」が単価です。5個買えば、合計は500円になります。

また、重さで売られる商品では「100gあたり○円」という形で単価が表示されます。たとえば、100gあたり198円の牛肉を300g買えば、198円 × 3 = 594円となります。

2. 建設業や製造業における単価

建設業では、「1㎡あたりの施工単価」や「1本あたりの材料単価」がよく使われます。たとえば、床の張り替え作業において、1㎡あたり5,000円の単価が設定されていれば、10㎡分施工する場合の費用は5,000円 × 10㎡ = 50,000円となります。

また、製造業では、製品の原材料費や部品ごとの単価が計算され、全体の原価管理や価格設定の基礎になります。

3. サービス業における単価

サービス業では「時間あたり」や「1案件あたり」の単価で価格が決まることが多いです。たとえば、コンサルタントが1時間あたり1万円で契約している場合、3時間の会議を行えば3万円の費用になります。

このように、労働時間やサービス単位に応じた報酬を計算する際にも、単価は不可欠です。

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単価が果たす役割と注意点

1. 利益計算と価格戦略

単価は利益を左右する大きな要素です。売価の単価と原価の単価の差額が利益となるため、どのくらいの単価で販売するかは企業の経営に直結します。競合他社と比較したときに、単価が高すぎると売れにくくなり、安すぎると利益が減るため、バランスの取れた価格設定が必要です。

2. コスト管理と業務改善

特にBtoB取引や大口発注では、「単価の見直し」がコスト削減に直結します。たとえば、仕入れ単価を10円下げることができれば、大量に購入するほど大きなコスト削減になります。また、単価を下げるために業務工程を見直したり、資材の選定を変えることもあります。

3. 単価の比較と透明性

消費者にとっても、単価は商品を比較する重要な判断材料になります。2リットルで200円のペットボトルと、500mlで70円のものがあれば、100mlあたりの単価を比較して、どちらが割安かを判断することができます。