工場用語辞典
サプライ品 【よみ】 さぷらいひん 【英語】 supplies
サプライ品とは?業務や生活を円滑にする消耗品と周辺機器
サプライ品(Supply品)とは、一般的に、業務や日常生活を継続していく上で必要となる消耗品や周辺機器の総称です。これらは、主要な製品や設備を機能させるために不可欠であり、定期的な補充や交換が必要となるものが多く含まれます。オフィス、工場、医療機関、家庭など、様々な場面で使用され、その種類は多岐にわたります。
1. サプライ品の主な種類と用途
サプライ品は、その用途や機能によって様々なカテゴリに分類できます。代表的な種類とその用途について解説します。
- 1.1 オフィスサプライ: オフィス環境で使用される消耗品や周辺機器です。業務を円滑に進めるために不可欠であり、種類も豊富です。
- 事務用品: 筆記用具(ボールペン、鉛筆、蛍光ペンなど)、ノート、ファイル、クリップ、ホチキス、のり、テープ、電卓、付箋、コピー用紙、封筒など。
- OAサプライ: プリンターインク・トナー、コピー機用紙、USBメモリ、CD/DVDメディア、LANケーブル、マウス、キーボードなど。
- その他: 電池、ゴミ袋、ティッシュペーパー、清掃用品、文具収納用品など。
- 1.2 工業・製造業サプライ: 工場や製造現場で使用される消耗品や補助的な資材です。生産活動を維持するために重要な役割を果たします。
- 消耗工具: ドリルビット、カッター、やすり、研磨材、接着剤、塗料、潤滑油など。
- 保護具: 作業用手袋、安全メガネ、ヘルメット、作業着、安全靴など。
- 梱包材: ダンボール、テープ、緩衝材、結束バンド、ストレッチフィルムなど。
- メンテナンス用品: ウエス、洗浄剤、グリス、パッキン、Oリングなど。
- 1.3 医療・研究機関サプライ: 医療機関や研究施設で使用される消耗品や実験器具などです。患者のケアや研究活動に不可欠な製品群です。
- 医療消耗品: 注射器、輸液セット、ガーゼ、包帯、マスク、手袋、消毒液、検査試薬など。
- 研究用消耗品: 試験管、ビーカー、ピペット、培養皿、ろ紙、試薬など。
- 1.4 IT・情報システムサプライ: 情報システムやネットワーク機器を運用するために必要な消耗品や周辺機器です。
- 記録メディア: 外付けHDD、SSD、バックアップテープなど。
- ネットワーク関連: LANケーブル、ルーター、ハブなど(広義には周辺機器)。
- セキュリティ関連: セキュリティソフトのライセンス、ICカードリーダーなど(広義には周辺機器)。
- 1.5 家庭用サプライ: 日常生活で使用する消耗品です。生活を快適に維持するために欠かせません。
- 日用品: 洗剤、石鹸、シャンプー、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、ゴミ袋など。
- 電池: 乾電池、充電池など。
- 電球・蛍光灯: 照明器具の交換用ランプ。
- その他: プリンターインク、掃除用品など。
2. サプライ品の管理と調達の重要性
サプライ品は、日々の業務や生活に不可欠であるため、適切な管理と効率的な調達が重要となります。
- 2.1 在庫管理の重要性: サプライ品の在庫が不足すると、業務の遅延や停止、生活の不便さを招く可能性があります。一方で、過剰な在庫は保管スペースの圧迫や無駄なコストにつながります。適切な在庫量を維持するためには、使用頻度やリードタイムを考慮した在庫管理システムを導入することが有効です。
- 2.2 調達方法の最適化: サプライ品の調達コストは、企業や個人の支出において無視できない割合を占めることがあります。複数のサプライヤーから見積もりを取り、価格や品質、納期などを比較検討することで、コスト削減につながります。また、一括購入や定期購入などの契約を結ぶことで、割引や安定供給のメリットが得られる場合もあります。近年では、インターネット通販を活用した調達も一般的になっています。
- 2.3 環境への配慮: サプライ品の選択においては、価格や機能性だけでなく、環境への影響も考慮することが重要になっています。再生材を使用した製品や、詰め替え可能な製品を選ぶ、省資源な製品を選ぶなど、環境負荷の低減に貢献する取り組みが求められます。また、不要になったサプライ品の適切な分別・リサイクルも重要な課題です。
