工場用語辞典

POS 【よみ】 ぽす 【英語】 Point of Sale

販売時点管理「Point of Sale」の略称。
商品を受注、販売した材料や部品を受入れる時の情報をリアルタイムに記録して集計することができる。

小売り業などでは複数の店舗があるので、各店舗レジにPOSシステムを導入しており、消費者がレジにて商品を購入する際に、店員がバーコードを読みとる際に、購入履歴としての情報
①どの店舗で、
②いつ
③どのような商品が
④どのような価格で
⑤いくつ
⑥どのような顧客に販売されたか

を在庫管理、売上管理などのツールに情報を本部に収集することができ、一括管理ができる。

それにより、適正な発注や、売り上げの分析をすることが可能となる。

各店舗のPOSレジによって得た情報を本部のサーバーへ集計し、それらの情報を経営に活かすために分析するといった仕組みがPOSの役割であり、バーコードを読み取って通信機能がついているレジをPOSレジと呼ぶ。

以前は、店舗では、一日の営業が終わり棚残を確認するまで、販売した数量を知る方法がなく、その時点で翌日の仕入れ数量を決めるのでは納品が間に合わない。これによりPOSという概念が現れた。

これと同じように、従来多くの工場では、一日が終わって作業者が「日報」を記入するまでは、何がどれだけ製造できたのかを把握する方法が無く、これでは、短納期化は難しい。このことから流通業界を真似る形で、製造業ではPOPシステムが導入されることになる

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