工場用語辞典
インゴット 【よみ】 いんごっと 【英語】 ingot
インゴットは、金属を溶かして型に流し込み、冷やし固めて作る金属の塊です。金、銀、銅、鉄、アルミなど、様々な金属でインゴットが作られます。古くから人類が利用してきた金属加工技術の一つです
インゴットの用途
- 鋳造原料: 機械部品や工具、建築材料などを作るための原料として使用されます。
- 地金: 金や銀などの貴金属は、インゴットの形で投資対象として取引されます。
- 宝飾品: 金や銀などの貴金属は、インゴットを加工して宝飾品を作ります。
- 電極: 電気メッキや電池など、電気化学的な用途で使用されます。
インゴットを作る工程
- 金属の溶解: 金属を高温で溶かします。
- 精製: 溶かした金属に含まれる不純物を除去します。
- 鋳込み: 溶かした金属を型に流し込みます。
- 冷却・固化: 型の中で金属を冷却・固化させます。
インゴットの形状は、棒状、板状、円柱状など、様々な形状があります。形状は、用途や製造方法によって異なります。
インゴットの品質
- 純度: 金属の純度がインゴットの品質に大きく影響します。純度が高いほど、品質が高いインゴットとなります。
- 形状: インゴットの形状が正確であることも重要です。形状が歪んでいたり、欠陥があったりすると、品質が低下します。
- 表面状態: インゴットの表面が滑らかで、傷や汚れがないことも重要です。表面状態が悪いと、鋳造時に問題が発生する可能性があります。