工場用語辞典

静電気対策のリストバンド

静電気対策のリストバンドは、人体の静電気を大地（アース）に逃がし、静電気による機器の誤動作や感電などを防ぐためのものです。主に、電子機器の製造や修理、精密機器の取り扱いなど、静電気に敏感な作業を行う際に用いられます。

構造としては、導電性のバンドと、それを人体に接続するコードで構成されています。バンドは手首に装着し、コードはアース線に接続します。帯電した人体からバンドに電荷が流れ、コードを通してアース線に導き、大地に放電されます。

静電気対策のリストバンドには、様々な種類があります。以下に、代表的な種類と特徴をご紹介します。

• 導電性繊維製リストバンド: 導電性繊維で作られたバンドで、肌触りが良く、長時間着用しても快適です。
• ステンレス製リストバンド: ステンレス製のバンドで、耐久性に優れています。
• コードレスタイプリストバンド: コードが内蔵されており、作業の邪魔になりにくいのが特徴です。

静電気対策のリストバンドを選ぶ際は、作業内容や環境、自身の好みなどを考慮することが重要です。

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補足

• アースバンドは、英語では “wrist strap”、”grounding strap” などと呼ばれます。
• 静電気対策以外にも、アースバンドは医療機器やスポーツ用品などにも使用されています。