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2026.02.02

VARとは?役割・具体的な介入タイミング・判定までの流れを解説!

「VARとは?役割・具体的な介入タイミング・判定までの流れを解説!」のイメージ画像‐ホイッスルを口に咥え、手を広げて合図を送る黒いポロシャツの男性

VARとは?役割・具体的な介入タイミング・判定までの流れを解説!

サッカーの試合では、一瞬の判定が試合の流れや結果を大きく左右する場面が少なくありません。ゴールの有無やファウルの判定など、主審には高い判断力が求められますが、スピードの速いプレーが続く中ですべてを正確に見極めるのは容易ではありません。

判定の精度を高めるために導入されたのが、「VAR(Video Assistant Referee)」です。VARは、映像を用いて主審の判定をサポートする仕組みであり、特定の重要な場面においてのみ介入する点が特徴です。現在では、世界中の主要リーグや国際大会で採用され、サッカーに欠かせない存在となっています。

そこで今回は、VARの概要や具体的な役割・介入タイミングから、判定が下されるまでの流れまでを分かりやすく解説します。あわせて、VARを支える技術や関連用語についても紹介しているため、VARへの理解を深めたい方はぜひ参考にしてください。

この記事の監修

ウイルタス編集部

ウイルタスでは、製造業・ものづくり業界に特化した人材サービスを展開しています。
当メディアでは、求職者の方に役立つキャリア形成のノウハウから、現場で活かせるスキルや業界トレンドまで、幅広い情報をお届けしています。

「VAR(Video Assistant Referee)」とは?

「「VAR(Video Assistant Referee)」とは?」のイメージ画像‐リーグのVAR判定で使われる審判用カメラのクローズアップ

VARとは、「Video Assistant Referee」の頭文字をとった略称で、日本語では「ビデオ判定システム」を意味します。

サッカーの試合では、主審1人と副審2人、第4審判員の計4人がピッチ周辺で判定を行うのが一般的ですが、VARはこれとは別に映像を通じて判定を補助する役割を担います。

VARでは、フィールドとは異なる専用の場所で、複数のカメラアングルから試合映像を確認し、主審の判定をサポートします。あくまで最終的な判断を下すのは主審であり、VARは誤審の可能性がある重要な場面において、判定の正確性を高めるための仕組みと言えるでしょう。

VARは2018年に、国際サッカー評議会(IFAB)が定めるサッカー競技規則に正式に記載されました。現在では、IFABの承認を受けた組織やスタジアムで、ライセンスを取得した審判員が関与する場合にのみ使用が認められています。

日本では、2020シーズンからJリーグでVARが本格導入されました。2022年12月に開催されたFIFAワールドカップで話題となった「三笘の1ミリ」も、VARによる映像確認があったからこそ成立した判定です。

なお、VARという名称はサッカー特有のものですが、映像を用いた判定システム自体は、野球やバレーボールといったほかのスポーツでも広く活用されています。

VARの役割と具体的な介入タイミング

「ARの役割と具体的な介入タイミング」のイメージ画像‐VAR判定を確認するためにプレーを止める審判の手元。ホイッスルと青空の背景。

VARは、試合中に起きるすべてのプレーや判定に介入するシステムではありません。VARの役割はあくまでも、フィールド上の主審の判断を映像でサポートすることにあります。

サッカー本来の魅力である「途切れることのない攻防」の流れを損なわないよう、VARが介入するのは試合結果に大きな影響を及ぼす可能性がある場面に限られています。

また、VAR介入の判断基準は「その判定が正しかったかどうか」ではなく、はっきりとした、明白な間違いがあったか、もしくは見逃された重大な事象があったかという点です。

ここからは、VARが介入する具体的なタイミングについて紹介します。

得点に関わる判定

ゴールが認められる前後のプレーに問題がなかったかどうかは、VARが介入する代表的な場面です。得点に至る過程で、オフサイドやファウル、ハンドなどがなかったかを映像で確認します。

得点は試合結果に直結するため、わずかな見逃しがあっても、明白な間違いと判断されればVARによる確認が行われます。

PK(ペナルティキック)の判定

ペナルティキックが与えられた、あるいは与えられなかった場面もVARの対象です。ペナルティエリア内での接触が本当に反則に該当するのか、反対に見逃されていないかを確認します。

PKは得点につながる可能性が極めて高いため、VARによって慎重に判定の妥当性が検証されます。

一発退場(レッドカード)の判定

一発退場に該当するかどうかも、VARが介入する重要なポイントです。危険なプレーや暴力行為があった場合、それが本当にレッドカード相当なのかを映像で確認します。

なお、イエローカード2枚による退場はVARの対象外となります。

警告・退場の人間違い

警告や退場の対象となる選手を、主審が誤って別の選手に与えてしまった場合もVARが介入します。

ファウルを犯した選手と、実際にカードを提示された選手が異なるといったケースでは、VARの指摘によって正しい選手に訂正されます。

その他主審が確認できなかった重大な事象

主審や副審の視界に入らず、見逃された重大な反則行為があった場合もVARの対象です。

具体的には、ボールとは無関係な選手同士の暴力行為や、ペナルティエリア内でのハンドなどが該当します。

映像によって初めて確認できる事象があった場合、VARが介入し主審に伝えられます。

【4STEP】VARの方法(手順)|判定までの流れ

「【4STEP】VARの方法(手順)|判定までの流れ」のイメージ画像‐VAR判定の結果、レッドカードを提示するサッカー審判の後ろ姿。退場処分のシーン。

VARは、試合中の判定を自動で決定するシステムではありません。一定の判断基準と明確な手順に基づき、主審を補助しながら最終的な判定に至る仕組みです。

ここからは、VARがどのような流れで運用されているのかを、4つのステップに分けて解説します。

STEP(1)事象の発生と映像チェック

VARの対象となり得るプレーが発生すると、VARチームは直ちに映像確認を開始します。

VARは試合中のすべてのプレーを常にチェックしており、得点やPK、一発退場に関わる可能性がある場面では、複数のカメラアングルを用いて状況を検証します。

この段階では主審の判定が変更されることはなく、あくまでも映像による確認作業のみが行われます。

STEP(2)VAR介入(レビュー)の判断

映像を確認した結果、「はっきりとした、明白な間違い」や「主審が確認できなかった重大な事象」があるとVARが判断した場合、主審に対してレビューを提案します。

一方、判定を覆すほどの要素がないと判断された場合は、チェック完了の連絡のみが行われ、VARの介入はありません。この判断が、VAR運用における重要な分岐点となります。

STEP(3)1回目のTVシグナル

VARの介入が決定すると、主審は両手で四角を描く「TVシグナル」を行い、映像によるレビューが行われることを示します。これにより、選手や観客に対して、VARが関与していることが明確に伝えられます。

レビュー方法には、主に次の2種類があります。

●VARオンリーレビュー

VARが映像を確認し、その内容を主審に伝えたうえで、主審が映像を直接確認せずに判定を下す方法です。主に、客観的な事実確認が中心となる場面で用いられます。

●オンフィールドレビュー

VARからの提案をもとに、主審自身がピッチ脇のモニターでリプレイ映像を確認し、最終判断を下す方法です。主観的な判断が求められる場面などで用いられます。

STEP(4)2回目のTVシグナルと主審による最終判定

レビューが終了すると、主審は再度TVシグナルを行い、最終的な判定を示します。VARの意見はあくまで補助的な情報であり、最終判断を下すのは主審です。

このように、VARは「最小限の介入で最大限の公平性を確保する」という理念のもと、試合の公正性を支える役割を担っています。

VARの関連用語一覧

「VARの関連用語一覧」のイメージ画像‐ライトアップされたスタジアムの芝生に置かれたサッカーボール。VAR判定が導入されるプロサッカーの試合会場。

VARを正しく理解するためには、単純に「ビデオ判定が行われる」というイメージだけでなく、VARチームを構成する役割や、判定プロセスに関わる専門用語を把握しておくことが重要です。

VARは複数の担当者と設備が連携することで成り立っており、それぞれが明確な役割を担っています。ここからは、VAR運用において押さえておきたい主要な関連用語を、意味や役割とともに紹介します。

RO

ROとは、「Replay Operator(リプレイ・オペレーター)」の頭文字をとった略称です。ROは審判員ではなく、映像の再生や切り替えを専門に担当する技術スタッフを指します。

VARやAVARの指示に従い、複数のカメラ映像の中から適切な角度やスロー映像を迅速に用意する役割を担っており、正確な映像確認を支える重要な存在です。

VOR

VORは、「Video Operation Room(ビデオ・オペレーション・ルーム)」の略称で、VARが映像確認を行う専用の部屋を意味します。

スタジアム内に設置される場合もあれば、外部施設のマッチングセンターなどに設けられることもあります。室内には複数のモニターが配置され、VAR・AVAR・ROが連携しながら映像チェックを行います。

AVAR

AVARは、「Assistant Video Assistant Referee(アシスタント・ビデオ・アシスタント・レフェリー)」の略称です。VARを補佐する副担当審判として、オフサイドラインの確認や映像チェックなどを主に担当します。

VARと同様に、6か月間の必修訓練を修了した人物が務められ、VARとAVARを総称して「VARs」と呼びます。通常はVAR1人、AVAR1人で運用されますが、大会規模によってはAVARが複数配置される場合もあります。

RRA

RRAとは、「Referee Review Area(レフェリー・レビュー・エリア)」の略称です。主審がオンフィールドレビューを行う際に、映像モニターを確認するための場所で、一般的にピッチ脇に白い破線で区切られて設置されます。

TVシグナル後、主審が最終判断を下す重要なポイントであり、競技者やチーム関係者が立ち入った場合には警告が与えられます。

レフェリー・アナウンス

レフェリー・アナウンスとは、主審がVAR判定の内容や理由を、スタジアムの観客や中継視聴者に向けて説明する仕組みです。判定に対する不満や混乱を抑え、透明性を高める目的で試験導入が進められています。

ただし、すべての大会で実施されているわけではなく、2026年現在、Jリーグでは設備面などの課題から正式導入は見送られています。

VARを支える技術と運用体制|人と技術の融合で成り立つ判定システム

「VARを支える技術と運用体制|人と技術の融合で成り立つ判定システム」のイメージ画像‐VAR(ビデオアシスタントレフェリー)の運用システムと仕組みを象徴する歯車のイラストと髪の長い女性の後ろ姿

前述の通り、VARはフィールド外で複数の映像を確認し、事実関係を整理・提示する役割を担っています。しかし、最終的な判定を下すのは常に主審であり、VARが自動的に結論を出すわけではありません。この点からも、VARは単なる「ビデオ判定システム」ではなく、人と技術が連携することで成り立つ判定支援システムだと言えます。

VARにはAIや完全自動判定の仕組みは用いられておらず、あくまで主審の判断を補助するための技術として運用されています。映像は判断材料の1つに過ぎず、映像をどう解釈し、どのような決断を下すかは最終的に人の役割です。だからこそ、VARはサッカーの流れや審判の裁量を尊重した仕組みとして設計されています。

また、VARが正確に機能するためには、技術面の土台も欠かせません。高精細な映像を遅延なく共有できる通信環境や、複数アングルのカメラ、スロー再生、フレーム単位での確認といった映像技術が、判定の精度を支えています。さらに、それらを安定して運用するインフラや、専門知識をもつ人材の存在も重要な要素です。

加えて、VARの正確性は技術だけでなく、明確に定められた運用ルールと役割分担によって担保されています。「はっきりとした明白な間違い」に限定して介入する基準や、主審・VAR・AVAR・ROがそれぞれの役割を守りながら連携する体制は、判定の公平性を保つために欠かせません。

製造業における品質・安全管理の仕組みとの共通点

人と技術の連携を重視したVARの考え方は、製造業における品質管理や安全管理の仕組みとも共通しています。例えば、自動検査で異常を検知しつつ、最終的な判断は人が行う体制や、複数工程でのダブルチェックによって重大なミスを防ぐ考え方は、ものづくりの現場でも広く採用されています。

VARの仕組みや、その裏側を支える技術に興味をもつ人は、「仕組みで品質や公平性を支える仕事」そのものを楽しめるタイプだと言えるでしょう。

製造業には、映像機器や通信機器、半導体など、スポーツを支える技術と共通する分野も多く存在します。VARに代表される技術は、競技の枠を超え、産業の現場でも活かされています。人と技術が連携する仕組みやものづくりに興味があるなら、製造業の仕事にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)は、試合結果に大きな影響を与える場面に限って介入し、主審の判定を支えるための仕組みです。すべてを自動で判断するのではなく、人の判断を技術で補助する点に特徴があり、明確な基準や手順のもとで運用されています。

人と技術の連携が不可欠であるという考え方は、製造業における現場作業の仕組みとも共通しています。人と技術との連携によって社会を支える仕事に興味がある方は、製造業という選択肢も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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