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期間工を3か月で辞めるのはあり?短期契約のリスク・デメリットも
当記事では、期間工の契約期間の基本から、3か月で辞める場合の扱いやリスク、さらに長く働くメリットまで詳しく解説します。期間工を高収入短期バイトとして活用したいと考えている人は、ぜひ最後までご覧ください。
期間工は未経験からでも短期間で高収入を得られるため、結婚や資格取得資金を貯めたいという人の場合、「最短契約期間の3か月間がっつり働いたあとに辞める」と、短期バイトとして期間工を選ぶケースも少なくありません。
しかし、「3か月間のみ」という働き方は、契約の仕組みによって満了退職とみなされるケースもあれば、途中退職とみなされリスクを伴う場合もあります。途中退職とみなされた場合は、その後の転職に影響を与える可能性もゼロではありません。
そこで今回は、期間工の契約期間の基本から、3か月で辞める場合の扱いやリスク、さらに長く働くメリットまで詳しく解説します。
ウイルタス編集部
ウイルタスでは、製造業・ものづくり業界に特化した人材サービスを展開しています。
当メディアでは、求職者の方に役立つキャリア形成のノウハウから、現場で活かせるスキルや業界トレンドまで、幅広い情報をお届けしています。
期間工とは?

期間工とは、自動車や部品メーカーの製造工場で一定期間働く契約社員のことです。数か月おきの短期間の雇用契約を更新しながら、最長2年11か月間勤務することが可能です。
期間工は「期間従業員」とも呼ばれます。派遣社員との大きな違いは、雇用契約を結ぶ相手にあります。派遣社員は人材派遣会社と雇用契約を結んで派遣先企業に出向いて働く一方で、期間工はメーカーと直接雇用契約を結ぶのが特徴です。
期間工の主な仕事は、自動車の組立や部品加工、検査といった製造業務であり、いずれも決められた手順に沿って行う単純作業が中心となります。多くのメーカー工場は24時間365日稼働しており、昼勤だけでなく夜勤があることも特徴です。
寮完備などの福利厚生や深夜手当といった各種手当のほか、入社祝い金や契約満了金といった報酬制度が充実しているメーカーも多く、未経験からでも安定した収入を得られるのが魅力です。
加えて、メーカーによっては正社員登用制度を設けており、将来的に安定したキャリアを築くチャンスもあります。
期間工の契約期間に関する基本情報
期間工の契約期間はメーカーによっても異なるものの、一般的には「3か月」または「6か月」のいずれかで設定されています。
ただし、契約期間が満了したからといって必ず退職しなければならないわけではありません。あくまで「契約を更新するか」「満了退職するか」を選ぶ節目となるだけであり、雇用主または期間工本人の希望や勤務成績によっては継続して働くことも可能です。
メーカーごとに契約のスタート期間には特徴があり、大手メーカーの場合は「6か月契約から始まるケース」が基本です。その後の更新時に3か月ごとへ切り替わるといった形を取る企業が多いため、求人情報を確認しておくと安心です。
一方で、中小メーカーや一部の職場では、最初から3か月契約でスタートする場合も見られます。
なお、期間工の契約には法律上の上限が定められており、最長で「2年11か月」までしか勤務できません。3か月または6か月単位で契約更新を繰り返しながら働くことは可能ですが、上限を超えて同じ工場で勤務を継続することは不可能な仕組みとなっています。
そのため、期間工は「短期的に集中的に稼ぐ働き方」として活用されるケースが多いのも特徴です。
期間工として働き始めてから3か月で辞めても良い?

期間工として働くのが初めての人や、次の仕事に就くまでの空いた期間に集中的に稼ぎたい人の中には、「3か月だけ働いてからすぐに辞めても問題はないのか」と疑問をもつ人も多いでしょう。
結論から言えば、多くのメーカーは短期契約で働く人がいることを前提に求人を出しているため、3か月で辞めるからと言って強く引き止められたり叱責されたりすることは基本的にありません。そのため、安心して短期集中で働ける環境が整っていると言えます。
ただし、「契約期間が3か月なのか・6か月なのか」によって退職時の扱いが異なる点には注意が必要です。契約内容によっては「満了退職」としてスムーズに辞められる場合もあれば、「途中退職」とされて各種手当を受けられなくなるケースもあります。
そのため、実際に3か月で辞めることを考えている場合は、自分の契約期間を確認し、どのような扱いになるのかを理解しておくことが重要です。
ここからは、期間工として3か月間働いてから辞めたい人に向けて、契約期間が3か月の場合と6か月の場合とでそれぞれどのような違いがあるのかを解説します。
契約期間が「3か月」の場合は満了退職となる
3か月の契約期間で働く期間工がたとえ3か月目で辞めても、契約満了のタイミングで退職することとなるため「満了退職」として扱われます。
この場合、メーカーや勤務態度によっては「満了金」や「慰労金」、さらに「皆勤手当」といったお祝い金を受け取れる可能性があります。
契約をしっかり最後まで勤め上げたことが評価されるため、短期でも効率的に収入を得たい人にとってはメリットが大きいと言えるでしょう。
契約期間が「6か月」の場合は途中退職となる
6か月の契約期間で働く期間工が3か月目で辞める場合は、契約期間の途中で退職することとなるため「途中退職」として扱われます。
途中退職になると、契約満了を前提に支給される各種お祝い金を受け取ることができなくなるほか、場合によっては同じメーカーでの再応募が難しくなる可能性もあります。
そのため、「どうしても3か月で辞めたい」という事情がある場合を除き、契約期間はできる限り満了まで働いた方が損をせずに済むでしょう。
期間工を短期で辞める場合のリスク・デメリット

たとえ満了退職に該当する場合であっても、3か月などの短期で辞める場合にはさまざまなリスクやデメリットを伴うおそれがある点に注意が必要です。これらを理解せずに短期で辞めてしまうと、「本来ならより多く稼げたはずなのに損をした」「次の就職で不利になった」と後悔する可能性もあるでしょう。
ここからは、短期で辞めることによる代表的なリスク・デメリットを5つに分けて解説します。
時期や職場によっては採用されにくい
期間工の採用には、求人募集や面接、健康診断、入社後の教育など、多くの手間とコストがかかります。そのためメーカー側としては、できる限り長く働いてくれる人を優先的に採用するのが一般的です。実際に、閑散期の直前や人手不足に陥っている職場では、「短期で辞めてしまう人」よりも「継続して働いてくれる人」を歓迎する傾向があります。
そのため、面接時に「とりあえず3か月だけ働きたい」「短期契約だから応募した」といった発言をしてしまうと、採用の優先度が下がってしまう可能性があります。たとえ短期で辞めるつもりであっても、面接時には「できるだけ長く働きたい」と前向きに伝えた方が無難でしょう。
ただし、あまりにも明らかな嘘をつくのはおすすめできません。例えば「正社員登用を目指しています」「最長の雇用期間まで働くつもりです」と強調してすぐに辞めてしまうと、後に同じメーカーで再び働きたいと思った際に「信頼できない人材」とみなされ、採用が難しくなることもあります。
短期で働きたい場合でも、応募時や面接では伝え方に注意し、「前向きに働く意欲がある」ことを示すのがポイントです。
失業保険がもらえなくなる可能性が高い
期間工として短期で辞めるもう1つの大きなデメリットが、失業保険を受給できない可能性が高いという点です。失業保険を受け取るには、原則として離職前の2年間で通算12か月以上、雇用保険に加入している必要があります。
期間工を3か月で辞めた後に失業保険を受け取ろうと考えている場合は、期間工として働く以前の働き方によって、失業保険の受給条件を満たすのが困難となる点に注意が必要です。
例えば、期間工として働く前も短期の仕事を転々としていた人や無職の期間が長かった人は、過去2年間の通算雇用保険加入期間が12か月に満たないおそれがあります。この場合、期間工を辞めた後に次の仕事が見つからなければ収入がゼロになるリスクを抱えることになります。
生活費の不安を避けたいのであれば、短期退職は慎重に判断すべきでしょう。
次の転職活動で不利になるおそれがある
期間工を3か月などの短期で辞めると、履歴書や職務経歴書に「短期間での離職歴」が残ります。次の職場に応募する際、これらの情報を見た採用担当者は「この人は仕事を続ける意欲が低いのではないか」「またすぐに辞めてしまうのでは」と懸念を抱く可能性が高くなります。
特に正社員求人や長期雇用を前提とする仕事に応募する際には、不利に働くことが多いでしょう。面接で理由を説明できたとしても、繰り返し短期離職があると「根気がない」と判断される可能性もあります。
「次のキャリアにつなげたい」「安定した職に就きたい」と考えている人ほど、短期で辞めることの影響は大きいため、安易な判断は避ける必要があります。
高収入のチャンスを逃してしまう
期間工の魅力のひとつは、未経験からでも高収入を得やすいことです。基本給に加えて満了金や慰労金、皆勤手当、残業代などが積み重なることで、半年や1年単位で見ると大きな収入を得られるケースが多くあります。
しかし、3か月程度で辞めてしまうと、こうした各種手当を十分に受け取る前に退職することになります。特に6か月契約を途中で辞めた場合は満了金などが一切支給されず、想定よりも収入が少なくなってしまう可能性もあるでしょう。
「短期間でもしっかり稼げる」というメリットを最大限活かすには、できるだけ契約満了まで働くのが望ましいと言えます。
正社員登用のチャンスを逃してしまう
期間工は短期間で稼げるだけでなく、正社員登用を目指せる制度があるのも大きな特徴です。メーカーによっては毎年数百人単位で正社員登用を行っており、安定した雇用を得られるチャンスにつながります。
しかし、3か月などの短期で辞めてしまうと、そもそも登用試験を受けられる前に契約が終了してしまいます。正社員登用を目指していなかったとしても、将来的に「やっぱり長く働きたい」と思ったときに、そのチャンスを自ら手放すことになるでしょう。
安定したキャリアを築きたい人や、製造業で腰を据えて働きたい人にとっては、短期退職は大きな機会損失になりかねません。
「3か月で辞める」or「6か月以上働く」それぞれの適したケースは?

期間工は契約期間が3か月や6か月といった短い区切りになっているため、「とりあえず3か月だけ働いてみよう」と考える人も少なくありません。前述の通り、多くのメーカーは短期離職も見越して人材を募集しているため、3か月で辞めても特に大きな問題はありません。
しかし一方で、契約の仕組みや手当の条件によっては損をすることもあり得ます。そのため、自分の目的や状況に応じて「3か月で辞めるのが適しているのか」それとも「6か月以上働いた方がメリットが大きいのか」を理解しておくことが大切です。
最後に、それぞれのケースについて詳しく紹介します。
3か月で辞めるのが適しているケース
期間工を3か月で辞めるのが適しているケースは、下記の通りです。
| (1)次の仕事までの「つなぎ」で働きたい場合 転職活動中で面接や内定が控えている場合、「次の仕事が始まるまでの数か月だけお金を稼ぎたい」というニーズには3か月契約が現実的です。期間工は未経験でも採用されやすく、短期間でまとまった収入が得られるため、生活費や転職活動費の確保に役立ちます。 (2)体力・精神面に不安がある人のお試し期間として働きたい場合 製造現場は体力や集中力が求められるため、長期で働けるか不安に感じる人もいます。その場合「まずは3か月だけ挑戦してみる」というスタンスは有効です。自分に合っているかを見極める期間として利用でき、無理があれば満了退職で区切りをつけやすいのがメリットです。 (3)祝い金や満了金が「入社後すぐ」または「3か月満了」で支給される場合 メーカーによっては、入社祝い金が初月や2か月目に支給されたり、3か月満了時点で慰労金を受け取れたりする場合があります。こうした企業であれば、短期でも一定の収入増が見込めるため、3か月勤務でも十分メリットがあります。 |
ただし、短期前提で応募すると採用されにくい場合があります。メーカーは採用にコストをかけるため、できるだけ長く働く人を優先したいためです。繁忙期など採用枠が増えるタイミングを狙うと、3か月契約でも採用されやすくなります。
また、すべてのメーカーが「3か月契約」を認めているわけではありません。最初の契約は6か月が基本で、2回目以降の更新から3か月単位になる場合も多いため、事前に確認しておく必要があります。
6か月以上働くのが適しているケース
期間工として6か月以上働くのが適しているケースは、下記の通りです。
| (1)満了慰労金・皆勤手当などを最大限に受け取りたい場合 期間工の大きな魅力は、基本給に加えて「満了慰労金」「皆勤手当」「更新手当」といった各種ボーナス的な手当が充実している点です。これらは「契約満了」を条件に支給されることが多く、特に6か月以上働くことで受け取れる額が大きくなります。 (2)正社員登用を目指すことも視野に入れている場合 メーカーによっては、期間工から正社員に登用されるチャンスがあります。ただし多くの企業では「6か月以上の勤務」が登用試験を受ける条件となっているため、短期離職ではそもそも対象となりません。安定したキャリアを築きたい人にとっては、6か月以上働くのが必須と言えます。 (3)寮や食事補助などの福利厚生を活用したい場合 期間工の魅力には、寮費無料や食事補助など生活費を大幅に節約できる点もあります。長期的に住居費を抑えて貯金したい人にとっては、6か月以上勤務した方がメリットを享受できます。短期離職の場合は寮費を一部負担するケースもあるため、福利厚生を最大限に活かすなら長期勤務の方が有利です。 (4)できる限り多くの収入を得たい場合 期間工はもともと月収が高めに設定されており、そこに各種手当が加わることでさらに高収入が期待できます。契約を更新して働き続ければ、満了慰労金や更新手当が積み重なり、数十万円単位で手取り額が増えることもあります。短期間で辞めてしまうとこれらを逃すため、しっかり貯金したい人には長期勤務が向いています。 |
期間工についてこちらでも詳しくご紹介しています。
まとめ
期間工は自動車や部品メーカーの工場で働く契約社員で、未経験でも短期間で高収入を得やすいのが特徴です。契約期間は3か月や6か月で、最長2年11か月まで更新できます。3か月で辞める場合は、契約内容によって手当や転職への影響が変わる点に注意が必要です。
短期で辞める場合は、つなぎで働きたい人や体力の確認をしたい人に向いています。6か月以上働く場合は、満了金や皆勤手当、福利厚生を活かせるほか、正社員登用のチャンスも得やすくなるでしょう。
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