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2025.06.02

【履歴書】フォークリフト免許・資格の書き方|自己PRのコツも紹介!

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履歴書の保有資格にフォークリフト免許を書くとき、免許の正しい書き方が分からず悩む方も多いでしょう。当記事では、フォークリフト免許の正式名称と書き方から、自己PRのポイント、志望動機の例文まで徹底解説しています。

工場や倉庫での勤務をするときに役立つ資格の1つが「フォークリフト免許(運転資格)」です。フォークリフト免許を取得していると、免許の種類に応じたフォークリフトを操作できて、重量物の積み込み・積み下ろしや運搬作業に従事できます。

履歴書の保有資格にフォークリフト免許を書くとき、免許の正しい書き方が分からず困る方も多いのではないでしょうか。今回はフォークリフト免許の正式名称と書き方から、自己PRのポイントや志望動機の例文まで分かりやすく紹介します。

そもそも「フォークリフト免許(運転資格)」とは?

「そもそも「フォークリフト免許(運転資格)」とは?」のイメージ画像‐フォークリフトを操作している男性

フォークリフト免許(運転資格)とは、産業車両である「フォークリフト」の操作や運転をする際に必要となる免許です。フォークリフト免許は労働安全衛生法にもとづく資格であり、免許取得者はフォークリフトを安全・適切に運転できる技能がある者として認められます。

フォークリフト免許が役立つのは、製造業・物流業・建設業といった運搬作業がある業界や、大型ショッピングセンター・スーパーなどの倉庫内作業がある店舗です。

特に工場・倉庫・港湾・建設現場では重量物の運搬が発生するため、荷物の積み下ろしや運搬を効率的に行えるフォークリフトが広く活用されています。積載荷重が大きいフォークリフトの操作には専門的な知識と技能が必要であり、製造業や物流業などで需要が高い資格です。

フォークリフト免許を取得するメリットは、フォークリフトを操作・運転できるのはもちろん、履歴書の免許・資格欄にもフォークリフト免許を記載できることです。

履歴書にフォークリフト免許を書くことにより、フォークリフトの操作・運転に必要な資格の保有を証明できます。フォークリフト免許の需要が高い職場からプラスの評価を得られるため、フォークリフト免許を保有している方は履歴書に忘れずに書きましょう。

フォークリフト免許の正式名称

フォークリフトの運転に必要な免許・資格は、扱える車両の積載荷重や免許の目的の違いによって3種類に分けられます。3種類それぞれの正式名称は「フォークリフト運転技能講習」「フォークリフト運転特別教育」「フォークリフト運転業務従事者安全衛生教育」です。

以下では、3種類のフォークリフト免許の概要と対象者を説明します。

フォークリフト運転技能講習

フォークリフト運転技能講習は、最大荷重1トン以上のフォークリフトを使用するときに必要となる国家資格です。

フォークリフト運転技能講習を受講し、学科試験と実技試験に試験に合格すると「フォークリフト運転技能講習修了証」を取得できます。フォークリフト運転技能講習の取得者は最大荷重1トン未満のフォークリフトも扱えるため、取得することですべてのフォークリフトを運転することが可能です。

製造業や物流業の作業現場では最大荷重1トン以上のフォークリフトを使用することがほとんどで、1トン未満の車両を使用する機会は多くありません。フォークリフト運転者として採用される可能性を高めるには、すべてのフォークリフトを運転できるフォークリフト運転技能講習を取得したほうが良いでしょう。

フォークリフト運転特別教育

フォークリフト運転特別教育は、最大荷重1トン未満のフォークリフを使用するときに取得する資格です。なお、フォークリフト運転技能講習とは異なり、フォークリフト運転特別教育は国家資格ではありません。

フォークリフト運転特別教育は、学科と実技の講習を受講すれば「フォークリフト運転特別教育修了証」を取得できます。修了試験がないため、フォークリフト運転技能講習よりも取得しやすい点がメリットと言えるでしょう。

フォークリフト運転特別教育で使用できるフォークリフトは最大荷重による制限があるものの、荷重制限内の車両を使用する運搬作業であれば問題なく従事できます。

フォークリフト運転業務従事者安全衛生教育

フォークリフト運転業務従事者安全衛生教育は、下記の方を対象にフォークリフトの操作・運転について再教育を行うプログラムです。

●   フォークリフト運転技能講習またはフォークリフト運転特別教育を修了後、おおむね5年が経過した方
●   フォークリフトを使用する業務から一定期間離れた後、再び当該業務に従事する方フォークリフトを使用する業務から一定期間離れた後、再び当該業務に従事する方

講習内容は学科のみで、最近のフォークリフトの特徴と取り扱いや保守の方法、災害事例と関係法令を学ぶ内容です。あくまでも再教育が目的であり、受講しても修了証の更新は行われません。

また、フォークリフト運転業務従事者安全衛生教育は事業者に対する努力義務となっていて、対象者の方は必ず受講しなければならないプログラムではありません。

しかし、受講することでフォークリフトに関する最新の知識を得られるメリットがあります。履歴書にも受講した事実を記載できるため、できるだけ受講したほうが良いでしょう。

【履歴書】フォークリフト免許の正しい書き方・ポイント

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就職・転職時にフォークリフト免許を応募先にアピールするには、保有しているフォークリフト免許を履歴書に正しく書くことが大切です。履歴書の基本ルールを押さえて、書くべき内容と書かなくても良い内容を理解しておきましょう。

ここからは、履歴書にフォークリフト免許を記載するときの正しい書き方や、書くときのポイントを解説します。

基本ルールをおさえておく

まず、履歴書内でフォークリフト免許を記載する場所は「免許・資格欄」です。免許・資格欄には複数の資格を記載できるスペースがあるため、フォークリフト免許以外にも業務関連の保有資格はすべて書くようにしましょう。

免許・資格の順番は、資格の取得年月が早い順から書くことが基本です。取得年の年号は西暦・和暦のどちらでも良いものの、履歴書内ではいずれかに統一してください。

「〇〇〇(正式名称) 修了」と記載する「〇〇〇(正式名称) 修了」と記載する

フォークリフト免許を免許・資格欄に書くときは、「〇〇〇(正式名称) 修了」と記載しましょう。

参考として、3種類のフォークリフト免許の正しい書き方を紹介します。

免許・資格
20163フォークリフト運転特別教育 修了
20184フォークリフト運転技能講習 修了
20234フォークリフト運転業務従事者安全衛生教育 修了

なお、年・月には修了証の交付年月を記載します。フォークリフト運転業務従事者安全衛生教育は修了証の更新がないため、プログラムを受講した年月を記載しましょう。

講習・修了証を発行する教習機関は記載しなくても良い

フォークリフト免許取得のために受講する講習は、都道府県単位で登録されている教育機関で行われています。

しかし、フォークリフト免許は全国共通の資格であるため、講習・修了証を発行する教育機関の名称を履歴書に記載する必要はありません。

余計な情報は入れず、資格の正式名称を読みやすい大きさで書いて採用担当者にアピールしましょう。

仕事に関連する免許・資格も併記しておくと良い

フォークリフト免許を記載した後は、応募先の仕事に関連する免許・資格も併記しておくと良いでしょう。

保有している場合に併記がおすすめの資格は「特殊自動車免許」です。特殊自動車免許は特殊な構造の車両で公道を走るときに必要な免許であり、「大型特殊自動車免許」と「小型特殊自動車免許」の2種類があります。

フォークリフト免許の保有者はフォークリフトの操作・運転を行えるものの、フォークリフト免許単独ではフォークリフトの公道走行をできません。フォークリフト免許に加えて特殊自動車免許も取得していれば、該当する車両での公道走行を行えます。

採用率をさらに高めるためには「志望動機」での自己PRも重要!

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転職活動においてはフォークリフト免許の有無だけではなく、仕事現場で問題なくフォークリフトを操作できるかどうかが重視されます。フォークリフト免許を仕事に活用できることを示すためには「志望動機」で自己PRをしましょう。

履歴書の志望動機欄はスペースが大きく取られていて、200~300文字程度の文章を記載できます。自分にフォークリフトの実践的な運転技能があり、フォークリフトを操作する業務に前向きであることをしっかりとアピールすれば、採用率をさらに高められます。

「評価される志望動機」の考え方

応募先に評価される志望動機を書くには、以下のポイントを意識しましょう。

POINT(1)応募先を選んだ理由を整理する
採用担当者に自分の熱意を伝えられるように、応募先を選んだ理由を整理した上で志望動機を書きましょう。例としては製造業界で働いた経験や、応募先の職場に感じた魅力を盛り込むと、説得力のある志望動機を書けます。
 
POINT(2)応募先の企業が求める人物像に近づける
求人募集をしている企業の多くは、採用基準となる人物像を設定しています。企業のホームページや採用ページなどで求める人物像についての情報収集を行い、自分に共通する要素を志望動機内で触れると良いでしょう。
 
POINT(3)志望動機の文章構成に沿って書く
志望動機の基本的な文章構成は「結論→結論に至った背景→入社後の目標」の順番です。最初に自分が応募先を志望した理由を端的に述べて、次に志望に至った理由を具体的に説明します。最後に、入社後はどのように活躍したいかを伝えましょう。
 
POINT(4)入社後に自分が長く働くことをイメージさせる
採用担当者は、入社後にすぐ離職せず長く働いてくれる人材を求めています。志望動機には入社後の目標やキャリアプランも盛り込むと、「離職しにくい人材」として評価を高められます。

【ケース別】フォークリフトの求人応募後の履歴書に記載する志望動機の例文

「【ケース別】フォークリフトの求人応募後の履歴書に記載する志望動機の例文」のイメージ画像‐3本のネクタイの上に葉の増加と青い立方体4個に白文字で志望動機と1文字ずつ書いてある。

フォークリフト求人の志望動機を考えるときは例文を参考にすることもおすすめです。自分のケースに近い例文を参考にすると、採用担当者にアピールできる志望動機を書きやすくなるでしょう。

最後に、履歴書に記載する志望動機の例文を、フォークリフトの実務経験に沿った2つのケースに分けて紹介します。

フォークリフトの実務経験がある場合

フォークリフトの実務経験がある方は、フォークリフトを使用した業務のエピソードや経験年数などを志望動機に盛り込みましょう。

製造業工場でフォークリフト操作のキャリアを積みたいと思い、貴社のフォークリフトオペレーター職を志望いたしました。
 
前職では食品工場で5年間のフォークリフト運転経験があり、主な担当業務は原材料や製品の運搬と積み込みです。安全な運転を心掛け、ミスがない仕事ぶりを評価される機会も得られました。
 
前職で培ったフォークリフト運転の経験を活かし、鉄鋼製造業である貴社に入社後も安全かつ丁寧な運転で貢献したいと考えております。

前職の担当業務を説明しつつ、業務で意識したことや評価された点をアピールすると、自分の強みをスムーズに伝えられます。

フォークリフトを運転する機会が多い倉庫業で働きたいと考え、貴社を志望いたしました。
 
前職では建設資材会社に8年間勤務し、カウンターバランスフォークリフトやサイドローダーフォークリフトなどのフォークリフトの運転に従事しました。今年に入って家庭の事情により引越しをしたことに伴い、前職の経験を活かせる職場で働きたいと思ったことが、貴社を志望した理由です。
 
私はさまざまなフォークリフトの運転経験があり、入社後は倉庫内のフォークリフト作業で活躍できると確信しております。

応募先の職場で使用するフォークリフトが使い慣れている種類であれば、志望理由で該当機種の扱いに慣れていることをアピールするのも良いでしょう。

フォークリフトの実務経験が浅いまたは未経験者の場合

フォークリフトの実務経験が浅いまたは未経験者の方は、自分がフォークリフトを使用する業務に向いていることや、学ぶ姿勢を持てることを志望動機でアピールしましょう。

私は貴社でフォークリフトの実務経験をしっかり積みたいと考え、フォークリフト運転者の採用を志望いたしました。
 
前職では食品工場の検査・検品業務で3年間働き、工場内作業の基礎的な知識を学びました。その中でフォークリフトを運転する方たちの効率的な業務姿勢に感銘を受けたことが、フォークリフト業務への関心を持ったきっかけです。
 
フォークリフト運転技能講習を修了したことでフォークリフト業務に携わる準備が整ったため、食品工場である貴社のフォークリフト職に応募いたしました。採用後はフォークリフトを使用する業務を一から学び、貴社に貢献していきたいと考えております。

別職種から転職する場合は、自分が転職を考えた理由を忘れずに説明しましょう。フォークリフト職に感じた魅力などに触れると、転職理由をポジティブに伝えられます。

取得したフォークリフト運転者の資格を活かしたいと思い、貴社のフォークリフト運転者に応募いたしました。
 
前職では2年間フォークリフト運転者として働いていたものの、その後は出産と育児によりフォークリフト業務から遠ざかっていました。現在は子どもが手のかからない年齢になり、フォークリフト運転者として再び働きたいと思ったことが志望の動機です。
 
貴社は教育制度が充実していて、フォークリフトの安全衛生教育も実施していると伺っております。入社後は安全衛生教育を受けた上で、貴社の物流現場で活躍できるフォークリフト運転者として働きたいと願っております。

育児などの事情により離職していた場合は、現在は離職の理由が解決していて長く働けることをアピールしましょう。安全衛生教育の受講にも触れると、入社後を想定している熱意を伝えられます。

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まとめ

フォークリフト免許には3つの種類があり、履歴書にはそれぞれの資格の正式名称を書く必要があります。履歴書の基本ルールや志望動機での自己PR方法も押さえて、採用担当者に熱意を伝えられる履歴書を書きましょう。

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